colabo問題のまとめ・暫定
東京都の監査結果を受けての流れを筆の赴くままに書き連ねて参りましたが、今回で区切りとします。
いろいろと事実が明らかになって来ておりますので、何が問題となっているのか軽くまとめておきましょう。
1 二重帳簿疑惑
2 領収証の保管問題
3 他団体への寄付疑惑
4 政治活動問題
5 差別問題
大きな問題点としては以上の5点でしょうか。
まず1の二重帳簿疑惑についてですが、監査請求人の指摘事項を無効にしようとして、colaboさんが監査直前になって「こちらの収支報告書が本物です」と提出し、監査局がそれに基づいて監査を行いました。ということは、それまで東京都に対して嘘の報告書を提出していたとなります。非常に悪質極まりない粉飾決算となりますので、この時点で監査局は公金の返還を求めないとおかしいです。なのに、監査局は二重帳簿を認めた上で、次に挙げる領収書の提出を求めるに留まるという、これまた何か見えない圧力が働いたとしか思えないような動きでした。
次に2の領収証の保管問題です。これは監査請求人も指摘しておりましたが、東京都とcolaboさんの契約では領収証の保管は「整備・保存し、常に経理状況を明らかにしなければならない」(契約書仕様書の10)とあります。なのにcolaboさんは1月6日現在「監査に協力する過程で数千枚の領収書を確認」なんて泣き言を言っています。それは領収証が常に経理状況を明らかにできるよう整備されていないと自白しているも同然です。というか、二重帳簿を提出した時に添付して提出するのが普通でしょう。このようなことを確定申告の時に行ったら、普通に税務署から帳簿として認められないか、最悪の場合では脱税容疑で告発されます。
こうした杜撰な会計をcolaboさんは「東京都の指導に従って」実施していたのですから、東京都の担当者または責任者を処罰しないとなりませんね。この辺りの責任の所在を調べようとしても、東京都が開示した文書がいわゆる「海苔弁」と揶揄されてしまうような表題以外は全て黒塗りという、とんでもない文書開示でしたので、よく分かりません。監査請求人はこの件で東京都(都知事)を告発するようです。
3の他団体への寄付疑惑についてですが、韓国のいわゆる従軍慰安婦の支援団体へcolabo名義で寄付していたらしいです。現在、この名簿がインターネット上から削除されてしまったようで、閲覧ができません。というか、寄付行為がダメだと理解しているから閲覧できない状態にされたのでしょう。これまた悪質ですね。colaboさん名義の寄付金とは言え、東京都から受け取った公金でなければ大した問題ではありません。但し、colaboさんの運営方針とは全く別の活動ですから、仮に集めた寄付金を流用していたとすれば、寄付をしてくれた支援者への説明が必要になるとは思います。きっと皆さん優しい方々ですから、若年女性ではなく老年女性に寄付していたとしても許してくれ……るわけありませんね(笑)
続けて4の政治活動問題についてです。これは前項3と大いに関係しますが、保護した若年女性を「社会見学」と称して沖縄や韓国へ連れ出し、そこで政治活動に従事させていた疑いがあります。この事例に関しては海外メディアも強く批判していました。連れ出した先は従軍慰安婦や沖縄の基地外活動でした。沖縄の基地外活動では高須先生やひろゆきさんらが「誰も座り込みしていませんね」と報告した行為に反発して、代表の仁藤さん自らが抗議活動現場に乗り込んで座り込みを敢行し、警察に排除されるという報告まで伴った体当たりで、行動力のある素晴らしい女性ということを明確にしておられましたね。
その行動力が仇となって、政治活動に公金を流用しているのではないかと疑惑に繋がったのは皮肉でしかありませんが。
5の差別問題はcolaboさんの活動にすがって家出少女を連れて行ったところ、何故か門前払いされた事例が報告されています。この事例そのものは真偽不明ですが、代表者の仁藤さんや他の賛同者であるツイフェミの言動を見ていると信憑性を与えてしまうような酷い実態が根底にあります。
話は逸れますが、今年の福岡県の証券取引所で行われた大発会にて、色とりどりの振り袖で着飾った女性たちが並ぶ写真が掲載される記事がありました。この写真に対して「女性差別」と喚いていたのがツイフェミで、言動は「九州男児を不当に侮辱する」不愉快極まりない状態でした。何をしても差別と喚く精神構造は私には理解できません。その様相はさながらASEAN会合で開催国の民族衣装や伝統衣裳を着用するきまりを我が国の時だけ「難癖つけて」断り、スーツ姿で記念撮影に及んだ時と根底にある思想は同じと思わせるぐらいに異様でした。
しかも代表者の仁藤さんは「温泉むすめ」以外にも、献血を願う赤十字社が作成したポスターに難癖つけてしまうような方です。挙げ句の果てに支援者であるツイフェミは「オタクの汚れた血液なんて不要」みたいな誹謗中傷を白昼堂々と述べてしまうぐらいに差別意識が強い集団ですから、真偽不明の差別案件でも信憑性を得てしまう危険性があります。
そしてこの差別的言動を繰り返すツイフェミ界隈には、colaboさんの弁護団を構成する弁護士さんも含まれていますので、あの弁護団がcolaboさんに対する「公金の不正利用」「税金の横領」等の誹謗中傷に対しては告訴も検討と仰っていても、何ら説得力がないばかりか逆に印象悪化にしかならないと思います。
前回までで触れたとおり、この問題の発端は「温泉むすめ」に対する誹謗中傷が原点と思っていたのですが「デイリー新潮」さんに掲載された記事では、監査請求人ご本人の弁として「献血ポスター」を巡る一連の誹謗中傷が発端だったらしいです。謹んでここに訂正しますと共に、デイリー新潮さんの記事も御覧下さい。
いづれにしましても、ツイフェミ界隈の横暴さが招き寄せた今回の騒動の決着は2月末日までにcolaboさんが適正な経理状況を明らかにすることで終息を迎えるでしょう。但し、その直前に監査請求人による東京都監査局への不服申し立てや、都知事を告訴した案件が動き始めた場合、騒動は拡大の一途を辿り、colaboさんと協力関係にあるとおぼしき他団体への延焼も考えられます。
なお、同じような若年層を対象とした保護活動を続けていらっしゃる小杉沙織さんが、暴露記事を続発なさるそうですので、こちらも注目していきたいですね。