第五部予告
第四部まで通読ありがとうございました。
こちらでは第五部予告やこれまでの雑感等交えて書いていきます。
●伏線全回収
謎に満ちた世界を置いておき、主人公の行動でそれが次第に見えてくる――。こういう構造の小説が好きでよく書いています。本作もそう。ただし主人公の行動動機は謎解明とは限らない。本作では「嫁と遊びたい。アルネもアドミンも邪魔すんなムカつくから」だし。結果として謎がほどけていくだけという。
謎や伏線は順次解明されていくのですが、まだよくわからない段階でも「謎は謎として、謎のままでも楽しい」をモットーにしています。
今連載中の四作ともそんな構図ですが、本作は中でも一番謎解明が進んでおり、個人的には最高に気持ちいいというか大成功という感慨を抱いています。
なんたって世界や主人公モーブの謎はすべて解明・開示したし、出会った主要登場人物にも、エピローグとしてきちんと着地点を用意できたので。いやー面白い話でしたね(誰も言ってくれないので自分で言う奴)。
●残りの伏線と第五部
わずかに残った伏線は、マルグレーテと神狐の絡みの謎くらい。実は第四部で完全完結という形にして、これは裏設定として作者だけの楽しみとして大事に取っておこうかなと、当初は思ってました。気になる読者の方には考察していただけるだろうし……。
そういうのあってもいいじゃんというか、日本には古来不完全なものこそ美しく正しいという思想があり、昔の建築とかだと完成時、見えないところにわざと無駄傷を付けてたりしますしね。
とはいえ、ここまで物語の途中で何度か狐絡みのほのめかしは入れてあるし、なんか当方がマルグレーテに睨まれてる気はするので、そのあたり踏まえた話を第五部として続けようかなと考えてます。それもあって、エピローグでエピソードを掘り返しておいたという……。
なんですが実はまだあんまり第五部の細かな展開は考えてない。今はまだぼんやりといくつかの重要シーンが頭に浮かんでいるだけなので、いつものとおり寝るとき妄想しながら組み立てていこうかと思ってます。
●次話以降
そんなわけで、次話は愛読感謝のエキストラエピソードとして、レミリアを嫁に迎える話。その次から第五部になります。
第五部のメイン舞台は、レミリアの故郷、エルフの森にしようかと思ってます(現段階での妄想)。やっぱエルフ・ハイエルフ・ダークエルフ出したいっしょ。もしかしたらドワーフとかドラゴンも。そこにマルグレーテと神狐の話が絡むような……(まだぼんやり構想段階)。
もう6人嫁がいて、モーブお前七人の侍かよってなったので、これ以上嫁は増えない予定。増やしすぎるとひとりひとりとの恋愛エピソードが薄くなっちゃうし、増やさずねっとり描写路線でいこうかと。ですが読者の方の性癖……あわわご要望が多ければ(ドラゴン嫁出せとかダークエルフの黒ギャル嫁最高とかモーブにおむつプレイさせろとかw)、モーブは無節操に突撃するかも。そのへんは進行しながら適宜コメントで命令してください。当方、多数決執筆実行中です。
ではまた次話よりお楽しみください。ブクマ外さないでね。お願いですー ><




