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剣と魔法と銃器を武器に僕は世界に立ち向かう  作者: 雨空涼夏
一章 若き少女と竜の巫女
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嵐の前触れ

その夢はあまりみたくないものだった。それは、この集落が襲われている夢だ。人の形をした鳥型の魔物が飛びながら住んでいる人を襲っている。

そこには和人とアルカネの姿があった。

 魔物はなかなか強いらしく、結構な手傷をどちらも負っている。力尽きるのも時間の問題だろう。数分した後、和人とアルカネを筆頭にした

戦線は崩れ、誰ひとりとして生き残ったものはいなくなった。


「はぁっ…はぁっ… 」

目が覚めると日は既に昇っていた。体は汗だくだ。ふと、和人は体に違和感を感じた。体を巡る魔力が少ないと感じたのだ。ステータスカードをみると、魔力値が半分程度消費され、アビリティが増えていた。


アビリティ 『危機察知』LV.1


「危機察知ってのは今の夢か?」

だとしたら襲撃は必ず起きるだろう。アルカネに伝えておかなくては。

下に降りるとアルカネが朝食を作っていた。

「おはよう、カズト。なんかすごい汗ね。なにかあった?」

「危機察知っていうアビリティが出てきたんだ。それでこの集落が襲われる夢を見たんだ」

「ちょっとそれ、詳しく聞かせて!」


和人はアルカネに夢の内容を話した。魔物の集団など、見たことを一通り話すとアルカネは立ち上がった。

「いつ来るかわからない以上、早く剣を教えなくちゃ。急ぐわよ」

そう言うと外へ出て行ってしまった。


「ちょっと待ってよ、アルカネ」

追いかけるように外へ出ると、アルカネが木刀を持ってきた。

「これを使って教えるわね。私の我流だから少し変わってると思うけど気にしないで。じゃあ基本的な戦い方からね」


それからアルカネの剣技の指導がはじまった。

アルカネの戦い方はヒットアンドアウェイやカウンターを用いた戦い方だった。そのため、遠距離にはめっぽう弱いらしい。3時間ほど練習すると、基本的な型は出来るようになった。


「一旦休憩にしましょう」

それからしばらく2人で昼食を取りながら談笑していた。すると遠くから若い男が走ってきた。

「ア、アルカネさん!魔物の群れです!救援をお願いします!」

どうやらもう戦うことになるらしい。

「きたわね。いくわよ、カズト!」

「はい!」

僕たちは集落へ走っていった。


集落の防衛戦が始まろうとしていた。


「あの男が余所の世界から来た魔術師なの?どっからどう見てもただの人じゃないの。あんな大量の魔物をけしかけなくても良かったかな?でも上からの命令には逆らえないし、どうしよう。とにかく頑張って生き残ってね」



次は初めての戦闘です。

銃器も少しだけ出ます。


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