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剣と魔法と銃器を武器に僕は世界に立ち向かう  作者: 雨空涼夏
一章 若き少女と竜の巫女
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魔法のレクチャー

 それから次の日。


「ねえ、カズト」

「なに?アルカネ」


何か用だろうか。


「そのステータスカードになってるキューブ、キューブの状態で見せないほうがいいと思うわ」

「何で?そんなに不味いことなの?」

「ステータスカードは普通、生まれてから一週間くらいにギルドに登録されるの。何も書かれていないただのカードにね。キューブに登録されるなんて聞いたことないわ。下手に見せればトラブルの種になると思うから、他の人、信頼出来る人以外には見せないほうがいいわ」

「わかったよ。教えてくれてありがとう」


確かにこのキューブが普通ではないのならトラブルの種になるな。ヘルプの機能は誰もいないところで使おう。


「じゃあ今日は魔法の練習をしましょう。まずは魔力を操るところからね。今、カズトの体に魔力を流してみるから魔力の流れを掴んでみて」


そう言うとアルカネは僕の首に手を当てた。しばらくすると、何かが流れ込んでくるのを感じた。

それを追いかけると、全身に同じようなものが通っている。


「魔力の流れは分かった?」


頷くとアルカネは次の指示を出した。


「次は魔力を手に集めてみて。集まったら小さい火をイメージして」


いわれるがままに魔力を集める。手に力が漲る。

そのままランプの火をイメージする。すると指先から小さい火がついた。


「筋がいいわね。魔法を使うだけならイメージするだけでいいんだけど、相手への攻撃に使うとか規模が大きくなると詠唱が必要なの。起こしたい現象とその状態を宣言して、最後に、『顕現せよ』って唱えるの。魔法の種類はまた今度教えるわね。あと言い忘れたけど、威力や大きさはその魔法に使う魔力量や、その人の魔力のステータスに左右されるの。じゃああとは練習よ」


その後はひたすら火を起こしたり、体のいろんなところに魔力を集めたりして遊んだ。


その夜、ステータスカードをみると、魔力値と魔力のステータスが

魔力値 100→290

魔力  10 →150

と跳ね上がっていた。


・・あれ?ステータスの伸び方がおかしいぞ?

アルカネに聞いてみるか。


「アルカネさん。少し聞きたいことがあるんですけど」

「どうしたの?」

「ステータスがおかしいことに・・・」


そう言ってステータスカードを見せる。

「なんか魔力値とかが凄い増えてるね。違う世界から来たことでなんらかの補正が掛かってるのかな。私じゃあちょっとわからないわ」

なら今はどうしようも無いのだろう。


「じゃあ明日は剣技を教えて下さい」

「分かったわ。じゃあ今日は早めに休ませてもらうわ。お休み、カズト」

「お休み、アルカネ」

そう言って2人は眠りについた。



カズトはその夜、一つの夢を見た。

剣は次の予定です。

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