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黒の指揮官  作者: 冬城 一夜
異世界での生活
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7話 図書館とロリコン紳士

しばらくはほのぼのした話になる・・のかな?

冒険や戦闘はもう少しあとになります!

どうも、こんにちわ僕です!


ありふれた日常っていうのは幸せな事なのですよ?


適当に装飾品を作って、納品する。お金がもらえてその日を平和に暮らせる。幸せなことです。


向こうの世界に戻れても、冴えない男と、絶世の美少女。うん、男とキャッキャウフフしなきゃならないっていうのをのぞけば


こっちの世界のほうがいいです、だって加工魔法でお金は稼げる。


冒険に行かないのかって?なにいってるんですか?!命がけですよ?!死んだらどうするんですか、それに怪我したら痛いし。


さっきも言いました、ありふれた日常は幸せな事です。


ちなみに、あれから結構有名になりました。


店にはアティという単純すぎる偽名で商品をだしている。銘もきちんと商品に刻んでいるよ?そっちはティアーズって付けてるけど。


この世界では涙という意味では通じずにアティの本名はティアーズなのか、細工士名としてつけたのかと色々言われている。


オーダーメイドはもちろん、滅多に受けない。ファーラルの意向だ。うければきりが無いほどの人気・・・らしい。


それに滅多に受けないことでプレミアがついて希少価値が~と言われた、その辺この世界でも一緒なのか。


ちなみに、ナイフを2本と小手だけ作っておいたところ、帝国騎士団の隊長さんが問い合わせにきたと言っていた。


僕が気が向いた時だけで絶対に注文は受けないといっていたので、きっぱりと断ってくれたらしい。


そういえば、ファーリア雑貨店だけど、結構有名なお店だったみたいで、リュカさんにすごく驚かれた。


うーん、なんだろう、ほんとに上手く行き過ぎている気がする。


そのうち、何か起きそうでこわいなぁ・・・あはは、気のせいだよね。





「というわけで今日も図書館ですっ♪」


可愛らしくひとりごとをつぶやいてみる、いや、そこ、やめて冷めた目でみないで!一応外見は美少女だから。


――ちなみに、本棚の影でこれを聞いて、悶えている司書が数人居た。


ここのところ日課になった図書館、常識や世界の事がさっぱりなので、図書館にかよって本を読みあさっているのだ。


ちなみに、高いところの本を取るときは必ずと言っていいほど、若い司書さん(エミリオっていうらしい)が駆けつけてきてはしご台を押さえてくれる。


取ってくれればいいのにとは思うのだが、男なんだろう、うん・・・・すっっごい下から本を取る間視線を感じる。お尻とか太腿に・・・・。


それ以外は、優しくて本を一緒に探してくれたり、わかりやすい本を教えてくれるからいいんだけど・・・・鳥肌たつよ?ほんとに。


「いらっしゃい、今日も読書ですか??」


爽やかな笑顔で声をかけてくるこの、金髪のお兄ちゃんがエミリオ。きっと変態紳士だとおもう。幼女をはしご台にのせて


下から絶対領域を視姦してるんだからね・・・・ダマされないよ!?


ぺこっと小さくお辞儀を返して、本に視線を戻す。タイトルは「ギルドシステムと各ギルドの役目」


横に積んである本は「冒険者ギルド」「冒険の心得」「魔法入門書」「初心者の為のエンチャント講座」


「勉強熱心ですね、魔法を覚えたいのですか??」


横の本のタイトルをみたのだろう、エミリオが聞いてくる。


「うーん、使えればいいんだけど、あんまり適性がないかも?」


入門書を読んで何度か試したのだが、最近ようやくマッチ程度の火が出せるようになったぐらいなのだ。


「よろしければ、私が教えましょうか?」


「ぇ??エミリオさんって魔法使えるの???」


照れたように頭をかくエミリオ、うーんイケメン爆発すればいいのに・・・・・・。


「えぇ、これでも魔術学院に在籍していますよ、卒業後は帝国の魔術機関にはいることになっています」


はい?それってあれでしょ?俗にいうエリートっていうんじゃ??


「そんな顔しないでくださいよ、ほんとですよ?」


にこっと微笑むエミリオ、うん、だからイケメン爆発しろっておもう。中身男の俺がみても男前だなぁと思うし。


「ぅーーーん、けど勝手にするとリュカさんに怒られるし、リュカさんに許可とってからかなぁ?」


騎士団の練習にも参加したいんだよねぇ・・・とつぶやく


「リュカってリュシカ隊長ですか?!」


驚いたような声をあげるエミリオに周りの視線が集まる、ごめんなさいと周りに2人して謝る。


「そうだよ?ボクの保護者なんだ、許可貰えたらお願いするね?」


にこっと微笑みながら見上げる、僕の必殺技の1つである。男女問わずに破壊力は抜群だ!


「はい、楽しみにしていますね」


にこっとイケメンスマイルでカウンターされる、むむ?こやつできる?!


「ぁ、ガンドルさんだ、こんにちわー」


髭を生やしたマッチョな赤髪のおっちゃん、魔術師らしい・・・・よ?どうみても戦士なのに(笑


初めて会ったときにそういったら、笑いながら頭を撫でてくれた。うーん、おやじさんって感じがする。


ちなみに、会うたびにローブから飴やクッキーをだして渡してくれる、餌付けされているよ僕!


「勉強熱心だな?エミリオは手は早いからな、気を付けろよ?」


そういって頭を撫でながら、飴玉を3つ渡してくれる。うーーん、子供じゃないんだけど、まぁいいかな。


「ちょっっ、ガンドルさん!?いくら僕でもティアちゃんには手をだしませんよ!?」


・・・・ティアちゃんには?他にはだすのか???


じとーーっとした目でエミリオを見つめる、乾いた笑いをしながら許可もらえるといいねと残して逃げていった。


「じゃ、ガンドルさん、きょうはちょっと寄り道するのでボクもいきますね」


飴ありがとうっと笑顔で見上げてからお辞儀する。


ファーラルさんに頼んでおいた鉱石が今日届くらしいのだ!


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