24話 出世しました?
説明のような補足のような回になります。
はい、帝都に帰ってきました。
あの後の説明はちゃんとするので怒らないでください。
懐いた?刷り込みされた魔竜は、いまも大絶賛肩に腕を張り付けて背中にぐたーっとしています。
ごはんは、お肉系でもなんでも食べる………んだけど、その、ほらよくあるじゃないですか?
親が食べて噛み砕いて消化しやすくして………口移しじゃないと食べないっていう………なにこの羞恥プレイ。
しかも向こうの世界でもキスなんてしたこと無いよ。初めてが竜ってなんだよ、どんなファンタジーだよ!あ、ファンタジー世界でした orz
あの後坑道の復旧には数日、私が帝都に着くぐらいには復旧して作業が始まるので二週間後には鉱石の産出が始められるとのことでした。
その手柄?で、無事に指揮官として認められる事になりまして。
いま大絶賛荷造りの最中です、といっても部屋の中の物とか私物を片っ端からインベントリにほり込んでいるだけなんだけどね!
部下は1500で、規模として中の上ぐらい?新米としては異例中の異例らしいですが。
開発局(図書館の取り巻き)やら宮廷魔術師やら現役の軍人さん達(訓練場の兵士)からの推薦もあって、この規模らしいです。
(ティアはここの()内の事実は知りません)
でもって、なんで荷造りしているかっていうとこの規模の軍団なので、城塞都市の統治も兼任で任される事になりました。なんで?!
大昔に迷宮の大穴があった(現在は封印されている)近くの都市だそうです、そこの監視も任務内とはいえ、穴自体は何もする事ないそうですけども。
ちなみに1500人の内、元々の城塞都市の兵士が300人、魔術師団から200人、現役の軍から800人、新人200人というちょっと異常すぎる構成だそうです。
古参兵ばかりの新軍団ってなにさ!と言いたい所ですけど、まぁ気構えから訓練しなくていいというので楽なのかなぁ。
あと、部下としてカーターさんとリュカさんが付きました。はい、上司になりました。
カーターさんはお嬢ちゃんが上司かよ……って落ち込んでました。リュカさんは、喜んでました、身辺警護として一緒に寝れると……なにか違う気がします。
あとギルドの皆も引越しです。ギルドホールが手狭になってきたとか言うことで引越し検討中だったのでちょうど良かったそうです。
私兵団が5000居るとか言ってました。まったくガボたんは冗談ばっかり……あとでお仕置きですね、わかります。
ガボットお兄ちゃんにセクハラされたのって嘘泣きでもしてやろうかなっ!
ちなみに、お引越しはすぐに終わるんですよ?皆はもう出発してますが、私はホーネットさんに転移魔法で運んでもらうから!
既にマーキングしてあるからすぐに行けるらしいです。マーキングって卑猥だよね、ごめんなさい冗談です。
ちなみにテンションがおかしいのはですね、身辺警護の軍人さんが綺麗なおねーさんとかばっかりなんですよ。
や、そりゃね?僕の身体は幼女ですけども。中身は男なんですよ?最近幼児化してるような気もしますけど。
ずらっと並んだ綺麗で凛々しい軍服のお姉様方に敬礼されて、自己紹介されました。
身元調査とかが面倒だという理由でメイドも兼ねるみたいな事を言われてですね……男の浪漫ですよ!?
綺麗な軍人のお姉さんに世話してもらえるとか!けど自分の身体は幼女とか罰ゲームです……しくしく。
――
帝国の一般的な兵団が100人単位です。
都市内の巡回警備と都市の守備兵は別管轄ですが、都市の責任者のティアの部下になります。
大体初めての新人「指揮官」が任されるのは200-300人規模の軍団です。
ちなみにストラウフ大隊長は20000の軍団を持っています。帝都の守備隊を兼ねています。
ストラウス元帥のほうは、軍事最高責任者なので軍団管理はしていません。ただ大公家の私兵は8000を束ねています。
ガング宰相のほうは、宰相なので何も持っていません。
カーターは300人クラスの、リュカの200人クラスの指揮官ですので、今回の人事異動でティアの部下として異動になりました。
作者はそこまで軍隊知識がないので、細かい点などは違うと思います。
指揮官は前線責任者(現場責任者)司令官は、某警察ドラマの会議室にいるほうの責任者って感じですね。命令系統で結構違いますが。
なのでティアは指揮官でもありますが、城塞都市の司令官でもあります。
現実の軍隊知識にそれほど詳しくないので、おかしい点などあればご指摘くださいです。




