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黒の指揮官  作者: 冬城 一夜
異世界での生活
16/33

15話 遠足の前日?

今日はリュカさんが仕事(さぼっていた書類仕事がいっぱいらしい?)で居ないので、4人での夕食です。


「ところで、ティアよ」


「はい?ウォルフおとーさま?」


首を小さくかしげて、聞き返す。こうかはばつぐんだ!


「ぁぁ………そのですね。我らは事情があってその場へ行くことができないので、炭鉱に魔物が多量に押し寄せて問題になっている地域があって」


「はい?ぇっと倒してこいとかいう事でしょうか?」


小さく首を振るウォルフガングさん。


「我らの関係する場所ゆえ、対策の話し合いに我らの名代として行ってもらいたい。解決できるならば解決してほしい」


「はい、遠いですか?出発はいつですか?」


「急で悪いが、出発は明日の早朝になる。距離的には馬車であれば4日ほどかな」


ふんふん、このタイミングで代わりということは試されてるのかなー??


「それで……」


「護衛はだせないので、自分でなんとかして、力を示せってことでいいです?」


じっと見上げると目を逸らすウォルフガングさん、ストラの2人が兄者が視線を逸らすなぞ、明日は何が起こるのじゃ?!と言って叩かれていた。


「しかしのぅ?1を聞いてほぼ全てを把握するとはのぅ?」


ストラウスさんが関心したようにしきりにうなづいている。


「儂の部下として内政を手伝ってほしいぐらいじゃわい」


「なんじゃと兄者!ティアは既に軍の所属が決まっておるのじゃ!!!」


バキっと殴り飛ばされるストラウフさん。結構飛んだなぁ……ぁ、うん慣れたんだ。こういう場面。


「まったく、愚弟が!この子にそれを言えば……」


「2人共、私を怒らせたいようですね?」


「んっと、よーするに貴族は前線で戦う義務とかいうので、ボクがここの養子になったのでラウフお父様の部下になった。で、大公家の娘としての力量を示すのに炭鉱の問題解決にってことだよね?」


ふぅっと大きく吐息をもらすウォルフガングさん、少しためらうようにして口をひらく


「本来なら言うつもりはなかったのだが、近々新しい部隊が設立される予定であった。そこへちょうど大公家に娘ができた為その部隊を任される。いきなり指揮官というのも問題がある為だ」


「はーい、頑張ってくるねお父様!」


にこっと微笑む


「ぁ、明日の朝だと準備しなきゃいけないから、部屋にもどりますねー」


抱きしめられそうな気配を感じたので脱兎の如く逃げ出しました!


「しかし、兄者よ?喋り方がいつも変ではないかの?」


「どうもティアと話していると保てないのですよ。色々とね。」




ぅぅーん、いつもながらなんなんだろう?急展開すぎるよなぁ。


毎日飽きないからいいんだけど、平穏な生活をする予定だったはずなのに、どうしてこうなった!?


とりあえず、準備は何がいるんだろう?着替えは………いくつか入れておいて…、かわいい下着だよねぇ自分の物ながら……


いやいやいや、なんでもない、気にしちゃだめだ気にしちゃだめだ(ぶんぶんと頭をふる


ぇぇっと、コートとあと何?小道具は作れるからインゴットいれておいてっと。


お金は商会カードがあれば代わりになるから、小銭ちょっともっておけばいいし………旅なんてしたことないからなぁ。


うーーん、わかんない。教えてエロイ人!


よっし、残りの時間は防具と武器を制作しよう!


この間仮想空間で折られちゃったので刀をもっと強化しないとね!


炭化タングステンと炭化チタンを少し足して………超硬合金にして……うーん衝撃に脆そうな感じだなぁ………。


硬さと靱性ってたしか相反するとか、物理で習ったような………うーーんうーん。


ひらめいた!?折れたらその場で加工魔法でくっつけるか足して元に戻せばいいじゃないかっうんうん、僕天才かもしれない!(ヾノ・∀・`)ナイナイ


あとは、アンダーウェアを防具にしちゃうかな?レッドウルフの皮を延ばして、裏にワーベアの皮を打ちつけて………


耐火付き防刃シャツみたいな感じに!ちょっとごわっとしてる…………ぇーっと、綿を足してちょっとましに!


…………着てみました。身体にぴったりのラバースーツって感じでエロチックです。ど、どうしようコレ?……服の下なら見えないしいっかな?


ん??視界の端、机の上においておいた、開かない箱。


そいえば、加工魔法かけて鍵を加工しちゃえば開くんじゃ???


手にとってみる、箱の構造が頭の中に浮かんでくる。うん、やっぱり外れるかも???


カチリっと小さな金属音がして箱が開く。赤い布地の内装で中央には指輪が1つ収められている。


おぉ~!…………お約束として


1、呪われている

2、便利アイテム

3、チート装備


無難にいっても1か、2になるよね?!


1だったら怖いけど、ぅーーん?手にとってみても、こぅ禍々しい感じはしないし、はめちゃう?はめちゃうよ!?


せーの!


――特殊アイテムを入手しました。インベントリーとリンクされます。インベントリーが拡張されました!!


ほぇ?ステータス画面を開いてみると


左中指:ディメートリング 異空間に収納スペースを持つ指輪。


いやいや、それよりもなんで気付かなかったの?!インベントリーあるんじゃん!?


ステータス画面とかあるんだから、あっても不思議じゃなかったよね。いや、常識的に無い物としてたけどさ!


手に持ったインゴットを「収納」してみる。一瞬で消える。インベントリーを確認するときちんと「アイアンインゴット:1」とある。


おぉぉぉ!!!やったぁ!これで重さを気にせずに持ち運びできるよー!


16畳の部屋一面に置かれた鉱石やインゴットなどを次々にインベントリーに収納していく。


あ、そうだ。いっぱい刀の予備つくって入れちゃえば折れたりした瞬間に代えれるよね?量産量産っ!50本もあればいいかな?


それに、着替えもここに入れちゃえばいっか。小道具とっかもー全部いれちゃえー。ナイフ、ランプ、火打石に~獣油、オナベにフライパン!


(セバス様、物が消えていますが、アレはなんでしょうか?)(わかりかねますね。推論で言うならば指輪をされてからですので魔法道具(マジックアイテム)の類ではないでしょうか?)

(それにしてもにこにこと楽しそうで、和みますね……)(そうですね、あの笑顔をお守りするのが我らの使命ですよ?)


うん、よし、手持ちはちっさなリュック1個になりました!うんうん、軽装っていいよねぇ(にこにこ


あとは携帯食は明日出るときに買うとして……冒険者ギルドに登録もしておきたいよね!


明日楽しみだなぁ……………遠足の前の日みたいでドキドキするよね!


両親いないから学生時代は貧乏で学費稼ぐの精一杯で、修学旅行とかも行ったことないからなぁ……ぁぅ切なくなってきた。


よし、寝よう。うん、寝るよ!


ふっかふかベッド~天蓋付き~♪ベッドが広すぎて、なんか逆に寂しい…………orz


求:添い寝してくれる人 出:温もり


…………いま、すごくエミリオさんが笑顔で出て来る想像しちゃったよ、寝よう。


――

ティアの習得魔法に分析魔法が追加されています。無意識に併用してきた為に習得したのに気づいてませんけど。


もふもふと書いてますよ!

外はこなぁぁぁゆきぃぃぃぃ~♪って感じですけど……寒いです。


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