アルバイト
もうすぐクリスマス・・・
俺には
大ッ切な彼女が居る
もちろん彼女とクリスマスは
過ごしたいじゃん?
でもさー・・・
クリスマス・・・
バイトなんだよー!!!号泣
くそー!!
なんなんだよ!!
彼女の家まで
電車だと
5個駅があって、
20分。
歩くと。。。
計り知れない;;
バイト終わるのが10時
駅まで30分
終電・・・
うわぁぁぁぁー!!
「ねぇ、あゆ・・・
クリスマスなんだけどさー・・・」
「ドコ行くのッ??♪♪」
「・・・・;;」
「ヒロ?」
「バ、バイト入っ・・・ちゃ・・った」
「はぁ?」
「ひ〜ごめんね!!本当にごめんね!!」
「信じられない!!!」
「本当にごめん!!
でも、バイト終わったら会いに行くから!」
「終電は?」
「間に合うように行く!」
「無理だったら?」
「・・・・」
「もう、ヒロなんかキライッ!!大っきらい!!」
「あゆ〜」
「最低!最悪!もう知らない!帰る!」
「あ、あゆ〜」
バタン!!
あ〜
最悪・・・バイトなんかやめてやるかな・・・
いやいや・・それはだめだ!
あゆにお正月に秘密で
ディズニーシー連れてくんだから・・・
でも・・・その前に破局?!
いやだ〜
と言ってる間にクリスマス・・・
はぁー気が重い。
「接客なんかやってられかーー!!」
「秋草くん?ピキ」
ビクッ!!
「て、店長・・・」
「店内で暴れないでください。ピキピキ」
「すみません」
一方、あゆは・・・
家にて・・・
「言いすぎたな・・・ヒロ・・・」
あれだけ言って後悔していた。
「クリスマスに家に女の子一人て・・・
女の子一人て!!寂しいー
とか、言って軽く期待してたり・・・」
期待していた。
時計の針は
10時30分すぎ・・・
もう・・・来ないよね。
寝ようかな・・・寂しいし・・
ガンガン・・・
ガンガン・・・
ん。。
窓?
時計を見ると11時33分
何?
窓を開けると
汗まみれのヒロ・・・
思わずあゆちゃん
「はぁ?」
ドタドタバタン
ガシャンッ
「なななんで居るの?
終電すぎてんぢゃん」
「会いに来たにきまってんぢゃん」
「だから、どうやって?」
「・・・走って?」
「聞かれても・・・」
「走ってきた。
バイト終わって、速攻走ってきた」
「なんで?!」
「あゆにクリスマスに会いたかったから」
「ココまで何時間掛かると思ってんの?」
「2時間?いや、俺、信号無視って、人を5人程ひいて、
2時間かからなかったよ?」
「ひッひいた・・・?いや、そういう問題じゃなくて・・」
ぎゅうッ・・
「ちょッヒロ?!離してッ」
「嫌だ〜。このために頑張ってきたんだもん」
「ごめんね」
「俺がバイト入れたからぢゃん?」
「でも、こんな風に来てくれると思わなくてさ・・あんな事・・」
「ん、気にして無い。
こーやって、抱きつけば幸せすぎて忘れるから」
「もー、ヒロ好き好き!!」
「俺の方が好きだし」
「あ、プレゼント・・・」
「何?くれんの?」
「待ってて?」
ドタドタガシャン
「はい!」
「開けていい?」
「うん」
「あ・・・」
「何?ネックレス嫌?」
「いや・・・コレ俺が選んだのと・・・」
ヒロがプレゼントを取り出した。
「あ。」
「おソロ・・・」
「あははははは」
「俺らってそんなに気が合うの?」
「みたいね」
「サンタクロース・・・」
「来た?」
「来た」
「嘘!!??どこに??」
「ここに」
「・・・俺?」
「うん!!」
「馬路で?」
「超最高なサンタ」
「本当?」
「うん」
「来てよかったーーー」
居た時間は短いけど
最高のクリスマス
これからも
お前専用のサンタになってやるカラな!!