運動会種目決め
新任女教師 ミヤキ先生はあることを黒板に書いている。
運動会の競技だ。
トウマ「なぁなぁ、何に出る?」
トウマは目を輝かせながらみんなと話している。
そのメンバーは次の通り。
・カコ
・トウマ
・アリス
・シン
・その他の男女
ミヤキ「みんなで話し合いをしてねー。みんなケンカしないように、納得する競技に出るように!」
みんな「は~い。」
トウマ「俺は楽な競技に出たいな!俺は障害走で!」
シン「おい、トウマ!俺だって障害走がいいっ!」
アリス「私は~・・・、あのー、ほら・・・・・ショートな~・・・。」
カコ「短距離?アリスは足速いモンね~。」
アリス「カコ何する?」
カコは天使の微笑で黒板を見る。
カコ「私は長距離でいいわ。体力には自信があるもの!」
みんな「さすが天使子・・・!」
みんなが尊敬の念をこめてカコを見た。
~そしてチャイム~
ミヤキ「みなさん決まったようですね!では運動会はがんばってください!」
~放課後 通学路~
トウマ「さすがは天使子様!長距離をお選びになられるとは慈悲深い・・・。」
トウマが芝居かかった口調でカコに拝む。
カコ「だって誰も長距離やらないじゃない?だから私がやるしかないのよ。」
トウマ「そういえばアリスって足速かったっけ?」
カコ「・・・速いわよ。」
トウマ「何で俺知らないんだっけ?」
カコ「・・・・・あんた確か体育の時間、保健室に行ってるわよね?い・つ・も!」
トウマ「それを言われちゃあお終いだ!」
トウマは惚けたように笑って分かれ道を進む。
ここでトウマとカコは別れるのだ。
トウマ「じゃあな!天使子様!」
カコ「うるさい黙れ殺すぞ。」
トウマ「やだ、こわい。」
カコ「キモい。」
カコはそう吐き捨てて家にダッシュして帰る。
カコ「やっぱあいつ大嫌い大嫌い大嫌い!だーい嫌いっ!!」