二話♡一瞬の見つめ合い♡
田舎に不似合な都会的な雰囲気を漂わす男性だった。
赤いネクタイも彼とゆう存在を強く引き立たせているなと思った。
その男性は僕の真向かいに座った。
長い脚を組んで日経新聞の夕刊を読んでいた。
僕は真向かいに座るスーツ姿がバッチリ似合う男性をマジマジ観察していた。
素敵な男性だな~~~年齢は自分よりも一まわりは上。四十代前半ってとこかな。彫りの深い端整な顔立ち。オールバックの髪型はあなたのためにあるっっ!!と言いたくなってしまうくらいに似合っていた。
体もガッチリしているし鍛えまくっているのだろうな〜。頭の良さそうなお仕事をされているのだろうな~。
社長業だったりして!!
あっ!!結婚指輪をしていない。ラッキー!!チャンスあるかも♥
などと、僕はあらぬ期待をしていたのであった……((汗))
その時、驚くべき事が起こっていのだ。
あれれ~…?この男性は何故に僕の顔を見つめているのだろうか?
先程まで新聞を読んでいたのに……な、なんでなんっ!?
お互い一瞬だけ見つめ合って僕は目をそらしてしまった。
その男性の僕を見つめた目の強さ。
僕には何を意味しているのかわかるのであった……。
ウッソーン!!!!こんなことってマジであって良いの!?
僕は驚きと恥ずかしさでその場を去ってしまった。
✾二話✾終わり……三話に続く。