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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

もしかして:乙女ゲーヒロイン

作者: 23すてぃん

思い付きです。もし、乙女ゲーム転生テンプレ自体知らない子だったら?みたいな



なんだかなーと、思う。



私は花井 桜という






鏡を見ればDNAどうなんってんだよというレベルの美少女がマヌケな表情で立っている…別に私はナルシストじゃない。



ただ、容姿が前世からアップグレードされ過ぎて、どうにも鏡に映る美少女が自分だという事実をいまいち主観的に見れないだけ



仮に前世の私がヴァージョン1だとしたら、今の私は3桁番台なんじゃなかろうか。要するに原型など全く残っていない




それでも、不満はある


さっきから前世がどうだとか、電波かよと自分で言いたくなるけど…転生した、としか説明できないし説明がつかない




私が大いに不満があるのは、この転生が微妙すぎるからだ



前世の私は派遣OLで、容姿はまあ普通で給料も安いけど立ち飲み屋さんでポテサラとハイボールを頼んでお芋の風味にほっこりすれば幸せだった




最初は日本でまた美少女に生まれ変わったのかと思ったけど、一応異世界転生だった


というのも、私が生きてるこの世界は前世とは微妙に歴史が違う、いわゆる並行世界っぽい?要はパラレル現代日本、パラレル地球らしい



異世界転生としては微妙過ぎるでしょ!!



私の転生特典は、容姿だけ!本当に容姿のみ!



前世と違うのは、企業グループの名前。聞いたことない巨大名家グループがいくつもあって、財閥という表現も廃れてない。貴族みたいな人たちが普通に居る現代日本。



が、私はど庶民

それから、基本的には前世とあまり変わらないこの世界では、魔法は想像の産物だ。エルフも獣人も精霊も居るわけない…夢が無さすぎて泣ける。



さらに、前世は両親は仲良しだったのに今の私の父親はおおよそ父親と呼べないクズで、とっくに離婚している。お母さんのお手伝いをやりまくり、出来るだけ負担を減らすように頑張った日々。





そんな私に転機が訪れる



お母さんがひょんなことから病気で奥様を早くに亡くされたお金持ちの同年代の男性と出逢い、溺愛されるようになったのだ!!


まあお金持ちといってもお金持ち同士の格付け?みたいのでは最低ランクらしいけど、今までの生活を考えたら継父には本当に感謝しかない



…え?

私もお金持ちの学校行くんですか?

いやいや、私専門学校行きたいんです。整備士の資格取りたいんですよ…あ、ダメですか。というかいい大人が2人でウルウルしないで下さい。


なんか母と継父は日を追うごとにバカップルになっていくし、そして親バカも加速中で私は頭を抱える



そこで私は考え直した!

あれだ、親バカな両親のことだ、男だらけのところに行って欲しくないんだろう。だから私が行く清光学園は多分女子校だ!


お嬢様の中に、庶民の美少女…それすなわち百合ハーレムである!!

「桜さん、あちらで紅茶をいただきませんこと?」「ちょっと、桜さんはわたくしとカフェテリアに行くのですわ」



え?共学だと…ケッ


頭の中で華やかな金髪縦ロール美少女達が私の取り合いを始めたのでウヘヘとだらしない表情になっていたらお母さんに両頬をムニューと摘まれてタコさんみたいにされた



んで、入学式当日。



キモ。死ねよ(暴言)



あのね、なんかね、ハーレム野郎居るんだよ。

ホラ、勇者の人柄がクズ系ざまぁ小説で人の女寝取りまくって最後復讐されて死ぬ系(断定)のクソイケメンが居るんだよな。


しかも1人じゃないんだよ。5人もいやがる。全員生徒会らしいけどどうせ親の権力でイキって調子こいてるクソガキの集まりだよね。



精神アラサーな私は外見に惑わされたりしませんのでいちいち話しかけてこないで下さい




「絶対同性の友達を作るぞ!おー!」



拳を振り上げて決意していたら、この学園でナンバー2の権力を誇る鳳凰院エリカ様に見られていて顔が真っ赤になったけど、エリカ様と仲良くなれたので結果オーライだ!エリカ様は見た目はキツそうだけど内面はめちゃめちゃ可愛い女の子なのだ!!



半年後…


エリカ様とスールの誓いレベルまで仲良くなった!いけない世界の扉の少し手前でどうにか留まっている私達である


しかし婚約者の生徒会長が毎回邪魔してきてクソウザい。女同士の空間に割り込んでくんな!!




主人公は前世では主人公が男のチート転生ものなどを好んで読んでいました

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― 新着の感想 ―
[良い点] ハハハッハッハ ツイストエンディング お疲れ様でした
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