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幽霊と過ごす日々  作者: しもゆー
4/6

親子丼

「腹減ぇたぁー」と床に踵落としを食らわせながら。

床に感情があったら今どんな気持ちなんだろう。と思いながらその光景を見ていた。

十分くらいで諦めるだろうと高を括っていたら三十分やりやがった。

根負けである。こいつ食欲に従順過ぎだろう。

そんな事を思いながら二年ぶりに人に飯を作った。

親子丼を机に置いたら箸をとりなんと、三十秒で食い尽くした。

作った本人からしては、微妙な心境である。

まぁそんなのどうでも良いか。

「おいしかった?」

「めっちゃ」

うーん褒められた。こんなやつでも褒められたら嬉しいなぁ。

「どんな風に?」

「庶民の味」

メーターがあったらは九割怒りで浸食されている。あと一割?しらん。

「今日何するの?」

「さぁ」

1日1日をどう潰すか。

人生というのは死ぬまでの時間潰し。いわばセーブの無いゲームである。

クリアしたその先には何もないけど。

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