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武村くんは弄られキャラ

作「おめでとうッ!武村くんッ!君をレギュラーの地位に昇進させようッ!」

武中「ちょっと!名前の欄まで間違ってるって!あ、それとありがとうございます」

作「ただし苦労人枠としてな」

武村「⋯⋯⋯えっ?」(殺意)

場所(教室)


「えっ?みんな何でこっち見てるの?今僕どうなってるの?」

「武村くん⋯今すぐ鏡見てきたほうがいいよ⋯」

「え?う、うん⋯」


ーーウワァァァァァァァ!?


 そう言って教室を出て行って数十秒後に教室の外から叫び声が聞こえ、その後すぐに武村くんが教室に入ってきた。


「ねえ与呂木さんこれ直してよ!というか何でこんな能力(スキル)最初に使ったの!?」

「まあいいじゃないか武内くん。君は元から小柄なんだから結構似合ってるよ?」

「似合ってるとかじゃなくて恥ずかしいの!それと何で委員長も僕の名前覚えてないの!?武内じゃなくて武村だから!」

「そうは言っても君だって僕の名前を呼ばないじゃないか⋯ん?そういえば翁やらみんなにも兎田とか名前で呼ばれてないような⋯?」


 委員長がニヤニヤしながら武村くんに絡んでいる。武村くんは前から弄られキャラだったからなあ⋯


「おい紅菜。あのモニター見てみろ。そこになんか書かれてるかもしれない」

「んー?分かったー!《アビリティ》!」

「で?なんか書いてあるか?」


 俺が紅菜に聞いてみると。


「うん!何か18分って書いてあるー!」


 武村くんがああなってから10分ぐらい経ってるから⋯大体30分間くらいあの姿になるのか?


「竹村くん。何か変わった感じはあるか?モニターやら五感やら⋯」

「翁君も何か間違ってる気がする⋯えっと《アビリティ》⋯うん。名前の横に(獣人)って書いてあるのと能力(スキル)の中に五感強化っていうのと身体能力強化っていうのが追加されてて⋯その隣にも(常時発動)って書いてある。それと今は眼鏡が無くても周りがよく見えるようになってるね。これが五感強化の効果なのかな?」


 今聞いたので考えると⋯紅菜の獣人化の能力(スキル)は一番近くにいる人に幾つかの能力(スキル)を時間制限付きで与える力か?


「竹村くん、安心しろ。後18分で元に戻るらしい」

「やっぱり翁君もなんか間違ってるよね!?発音が違う気がする!それと後5分後にはホームルームなんだけど!?僕恥ずかしいから嫌なんだって言ったよね!?全然安心できない!」


 おお、武村くんはツッコミの才能もあったのか⋯これは弄りがいがあるな⋯


「ハァ⋯ーー以心伝心」


【僕は突っ込みたくて突っ込んでるんじゃないよ⋯】!?こいつ直接脳内に⋯!


「翁君、今のは僕の固有能力(オリジナルスキル)で以心伝心っていうんだ⋯これを使えば相手が何考えてるか分かって意識に直接話しかけることもできるんだけど⋯君のいろんなこと、バラしてもいい?」

「ごめんなさいそれだけはやめてください」


 皮肉にも朝の父さんと同じことを言ってしまった。血は逆らえないんだろうか。

 

「全く⋯まあ直らないんだったら諦めるけど⋯誰かこの耳を隠せるような物って持ってない?」


 そう言った瞬間その場にいたフードがついた服を持っている奴らが一斉にフードを引きちぎり始めた。


「何でそんなことするの!?」

「「「「「「「「「こうしたほうが面白そうだから」」」」」」」」」

「僕を弄るためにはそこまでするの!?」


 因みにこいつらは家に帰った後、親からありがたいお話を延々と聞かされたらしい。


ガラッ


「おい馬鹿どもうっせえぞホームルームの時間だ席につ⋯け⋯」

「あ、いや、先生これはですね」

「いやいいんだ武村。そんな趣味あっても先生お前を見捨てないから⋯」

「初めて先生がまともに名前を呼んでくれた⋯ってそうじゃないんです!さっき与呂木さんの能力(スキル)で⋯!あ、みんなに聞いてください!そうしたら分かります!」

「ん?そうなのか?おい一ノ瀬本当か?」

「いや実は武村くんがいきなり⋯こんな趣味あるなんて⋯」

「翁君!?」


 ここは乗るしかないだろう。後で何か俺の秘密をバラされようとも知ったことか。【じゃあ君があのゲーマーの『神エイムさん』だってみんなにバラしていいんだね?】すいませんそんなことされたらあののうきんがいえにまでくるようになるのでやめてください。

 実は紅菜も様々なゲームをやっていてよく俺や他のゲーム実況者などの話をするのだ。


「あーいや先生、本当は紅菜の能力(スキル)で武村さ⋯君はこうなったんですよ」


 みんながつまんねーとか言っているがこっちは命の危機なんだよ!あいつに家まで侵食されたら家ですらゲームがまともにできなくなる!


「何だ、そうだったのか⋯じゃあ与呂木ぃ⋯放課後に職員室来い。楽しい楽しい課題をくれてやる」

「やだよー!未婚せんせー!」

「よーし分かった課題2倍がいいんだな」


 先生は名前を朽葉(くちは)みかんと言い、もう三十路なのに全くそういう話がないから名前と掛けて『未婚先生』と呼ばれている。そういう話がないのは黙っていれば美人なのに性格がガサツだからだ。

 先生と紅菜がまだ言い合っているがこれは課題を逃れられないだろう。因みに美人といえば機嫌が良くなり課題はなくしてくれるためみんなからちょろいと言われている。(まあそれに気付いていない奴もいるが)


「はいはいもういいから席着けーホームルームやるぞー」

「未婚せんせー酷い!」

「これで32倍だなぁ頑張れよ〜与呂木〜」


紅菜がむくれている。あいつも顔はいいのにうざったいから全く可愛く見えない。


「それで最初の話なんだが、うちのクラスで辻、田中、笹森の3人が、他の学年やクラスも合わせると20名ほどが行方不明だ」


みんなが一斉に騒ぎ出す。


「騒ぐなー。それで今日からは集団で下校するようになった。自分と同じ電車や道順の奴らと2人以上で帰れ。いいな⋯と言うことは言ったからもう授業始めるぞー」


20人行方不明とか流石にやばいな。昨日のやつか?だが1人では20人は難しいだろうし⋯





***

場所(教室)


「ねえ翁」

「何だ?委員長」


最後の授業が終わってすぐに委員長が声をかけてきた。


「ホームルームで先生が言ってたやつなんだけどさ⋯」

「おう」


あの行方不明事件のことか。それがどうしたんだろうか。


「犯人、見つけてみない?」




「はぁ?」












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