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ドラウプニル

何故かネタが降って湧いてくる⋯筆が乗ったためもう一つ書きました。戦闘?です。初めて書くので勝手が分かりませんが⋯まあ読んでから石投げてください。どうぞ。

場所(教室)


「ん?これは⋯?」


 光の後に残っていたのは、一対の腕輪だった。それの外側には見たことのない記号のようなものが3つ光っていた。


「委員長、これなんだか分かるか?」

「こんなのは僕も見たことがないね⋯どうする?一回付けてみる?」

「それでデバフとかがあったら困るだろうし、一旦これは放置で」


 委員長はつまらなそうにしているが、流石にこれをつける勇気はないな⋯


「あっ!」

「?どうしたんだ委員長?」

「誰かの能力(スキル)に言語理解ってあったはずだけど、それを使えばこの文字っぽいやつの意味もわかるんじゃないかな?」


 確かにこれが本当に文字だったとしたら読めるかもしれないな。これも明日その人にやってもらうか。


「そういえばもう5時過ぎてるね⋯そろそろ僕らも帰ろうか」

「ああそうだな。じゃあまた明日」

「じゃあねー!」


 家に帰ったらネットで色々と漁ってみるか⋯




***

場所(通学路)


 もう5時だからか暗いし人もほぼいないな。一応、腕輪は置いておくわけにもいかないし持って帰っては来てるが⋯


「すみません、そこのお兄さん」


 能力(スキル)の使い方とかも知ってる人は多くいるだろうし⋯


「あの〜⋯」

「あっすいません考え込んでて」

「ああいえ大丈夫ですけど⋯」

「それでどうかしたんですか?」


 見た感じ何かのビラを配ってるっぽいが、やっぱり話さなきゃよかったかな⋯


「ーー断罪」


グラッ


 は⋯?なんか急に気分が悪く⋯


「この能力(スキル)というもの⋯神と自称しているものから与えられたと考えると無性に腹立たしいが排神教の信者を増やすには役立ちそうだな⋯」


 排神教⋯?それよりも早く逃げなきゃ⋯


「これで倒れたということは神というおかしな存在を少しでも信じているということか⋯まあさっさと洗脳しておくか⋯」


 洗脳って⋯物騒過ぎんだろ⋯少しは体も動くようになったし⋯抵抗ぐらいしますかね⋯

 そして俺は小石を持ちそれを弾き飛ばす構えを取った。


「ーー命⋯中!」


バシィッ!


「痛ッ!⋯貴様ッ私に向かって良くもォォォ!」

「まだまだ石は⋯あるん⋯だよね⋯」


バシッバシッバシィッ!


「グッ⋯何故そこまで当たる!」


 フゥ⋯ほぼ意識の方は回復したな。それにしても元から現実(リアル)でも射的とかでエイムは良い方だと思っていたがここまでではなかった。元からのエイム力と命中っていう能力(スキル)の重ねがけみたいなもんだろう。


「チッ!人も来たみたいだしここは戻るか⋯」


 実際手ごろな小石は残り少なかったので何とか撃退できたみたいで何よりだ。こっちも帰って父さんにこのことを言うか⋯




***

場所(翁の家)


「ただいまー」

「おかえり⋯」


 父さんはソファで眠そうにしている。実際眠いんだろう。今日の夕食は自分で用意する必要がありそうだ⋯


「父さん、眠いんだったら寝ていいよ?ご飯だったら自分で勝手に食べるから」

「そうか⋯?じゃあその言葉に甘えようかな⋯」


 父さんにあの排神教のこととかを言おうとしたがこの感じじゃ明日話したほうが良さそうだ⋯


「じゃあ⋯おやすみ」

「おやすみなさい」


 じゃあ自分の料理を作って部屋で食べるか⋯今日は調べたいことも沢山あるからな。


トントン⋯シャッシャッ⋯ジュゥゥゥゥ⋯ジョウズニヤケマシタ〜


 じゃあまず排神教から調べてみるか⋯




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔排神教が活動自粛!?ついに非を認めたか?〕

 何故か排神教が今日朝7時ごろに毎日行っていた街中での演説をしていなかった。さらに神社関係者からは

「いつも難癖付けにくるのに今日は来ていない」

との声も上がっている。また何か新しい布教活動の計画でも立てているのだろうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「へぇ⋯」


 能力(スキル)何かを手に入れた当日にこんな計画を立てる行動力にも驚かされるがそれで他の活動を全て止めるというのもすごいな⋯


「あ、そういえばあのモニターに何か変化はあるのかな⋯《アビリティ》」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一ノ瀬 翁 17歳

固有能力(オリジナルスキル)

武器創造→ドラウプニル

能力(スキル)

集中 命中 視覚補正 予見

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ドラウプニルって⋯あの腕輪のことか?」


 俺は腕輪を取り出してみた。どうみてもただの腕輪で武器には見えないな⋯やっぱり一旦はめてみるか⋯

 俺はこの腕輪の誘惑に耐えきれずに腕輪をはめてしまった。その瞬間、腕輪が勝手にいい具合に収縮し手にピッタリとはまった。


「うわっ!何だよこれ!」ガチャガチャ


 いくら弄っても腕から取れそうにない。そして俺はそう四苦八苦しているうちに腕輪の記号のようなものに触れてしまった。


ドガァン!


「うおっ!」


 あまりの音に目を閉じてしまい、恐る恐る目を開くとーー









 俺の部屋の壁が吹き飛んでいた











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