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第6話

「えーと佐藤さん、ちょっといいかしら」

やば、やっぱりやりすぎたみたい。ショウ子さんがボールペンをこめかみあたりにトントンさせながら何やら考えてる。怒られるかな〜。


「ちなみにだけど、宇宙忍者シリーズの夜桜朧はできる?」

はい?ナンデスト?ショウ子さん以外の皆さんがずっこけてるんですけど。


*説明しよう!宇宙忍者シリーズとは〜〜〜以下略・・・


(おじいちゃん以外にこんなマイナーな特撮番組を好きな人いたんだ…)

というのが率直な感想。私も見たことあるけど内容は暗かったしマニアックすぎてよく分からなかったし。でも衣装と登場シーンは無駄にかっこよかったなー。ではリクエストがあったので早速。


足を肩幅より広く開け右足を前にやや中腰の体勢にする。両手を伸ばし、おへそのあたりでクロスさせてからぐるっと外側を周り頭の上まで「ハアーー」と声を出しながら持っていく。左手の中指と人差し指を右手で握り右手も同じように指を立て「臨兵闘者皆陣烈在前」と唱えながら胸のあたりでピタッと止める。


「闇より生まれし我らの敵を」キン、キンキン、シュボッ!

(襲いかかってきた敵の攻撃を自分の小刀で弾き斬りつける)

「闇へと返すが我が定め」ヒュン、ヒュンヒュンカチッ、ドスッ!

(斬りかかってきた敵の攻撃を二度かわし三度目の攻撃を左手に持った小刀で受け止め敵のみぞおちあたりに体重を乗せた一撃を当てる)

「月に代わって人の世を守る」シュイン、シュイン、スタッ!

(後ろ回し蹴りを2回して斜め立ちで決めポーズ!)

「宇宙忍者、夜桜朧、参る!」

朧月夜に桜吹雪が舞い、尺八と琴の音がその場を盛り上げる。本来のテレビ放送だったらね。


いや〜久しぶりにやってみたけど以外にうまくできたよ。結構覚えてるもんだね、ってアレ?ショウ子さんがおでこに手を当て何か考えてるよ。ジャスミンさんは「OH〜NINJAネ〜」な感じで喜んでくれてるようだけど。


「あ、あの〜すみません、何か間違ってましたか?」

う〜んと唸ったきりそのままの姿勢で固まっている。


「や〜ね、ぶっちゃけここまで再現してくれるとは思わなかったのでちょっとね。うん、感動しちゃったよ。いいもの見せてもらった、ありがとうね」

あ〜〜〜、びっくりした。でもリクエストに答えられたみたいで良かった〜〜〜。


「…それではこの辺で終わりにします。お疲れ様でした」半ば強引に終了させられちゃった感はあるけどまあいいか。

「はい、ありがとうございました」ってこれ面接だったっけか。ショウ子さんとジャスミンさん以外の視線が怖いよ。


「ちょっと!あんた何私より目立ってんのよ!!」

元いた場所に戻り座ろうとすると先に面接を終わらせた堀田さんが声をかけてきた、というかクレームを言われた。目立つつもりじゃなかったんですけどねぇ。


「そういうつもりじゃなかったんですけど。ホ、ホラ、私の場合マニアックすぎて2人にしかウケてなかったですから。やっぱり本物のアイドルさんのパフォーマンスにはかないませんから」

「何言ってんのよ、一番アピールしなきゃいけない2人じゃない!」


そうなの?ただのアニメや特撮好きなだけじゃなかったってこと?ショウ子さんはこの団体の代表さんらしいけど。もしかしてジャスミンさんもお偉いさんだったとか。


「あんた本当に知らないのね?東アジアを中心に活躍する、アクションシーンも代役を立てないで有名な台湾出身の女優、ジャスミン・リーじゃない!」

あー、どうりで見たことあると思ったら。ってかなりの有名人だったじゃないのよ。私も見たことあるわけだわ。

他にも色々言われたけど何とかかんとか堀田さんの言いがかりをそらしていく。

「本当にもう、気をつけなさいよ」って言われてもなー。


そんなこんなで面接は続いていきます。


次話は9月25日を予定しています

頑張ろう千葉!

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