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入団するまでの話 第1話

2019年8月5日、プロレスリング「ドリームファクトリー」旗揚げします!

「はい、13番佐藤晴子、18歳です。よろしくお願いしますっ!」


 東京から電車で約40分、夢の国という商業施設の近くを通り抜け、日本で5本指に入る大きさのショッピングモールと世界的な展示会が開ける大きな建物とプロ野球球団のスタジアムを横目に、ストリートファイトを街おこしの目玉にしたという噂のある市の隣の隣にある市にある女子プロレス団体「プロレスリング ドリームファクトリー」の入団テストを受けに私は来ています。


 最寄り駅から商店街を抜けて歩いて20分くらい離れたところに大き目の倉庫があり、そこが今日の目的地。途中、目的地の場所を商店街にいたおばちゃんに尋ねると

「ああ、もうそんな時期なのね〜、あんた若いんだから頑張りなさいよ。」

なんて生温かい目で見送られたのはなんだったんだろう。


 倉庫に近づくにつれ、私と同じ入団テストを受けるのかなぁってらしき人をちらほら見かける。中には「いかにも格闘技をやってます!」みたいな人も。何か雰囲気が違うっていうのがスポーツとか格闘技なんてしてこなかった私にも分かるってどのくらいのキャリアがあるんだろう。


 倉庫に着くと「熱烈歓迎!ようこそドリームファクトリーへ!!」なんて看板があるわけでもなく、事務用の長机に「入団テスト受付」と書いてあるだけ。多分団体のジャージを着た選手?関係者が数人待っていた。ここでいいのかな?

受付を済ませゼッケンと「これ後で読んでおいてくださいね」と数枚の注意事項が書かれた書類を渡され倉庫の中に入る。中に入ると中央にど〜んとリングがあって、少し離れた壁際には台車に乗せられたパイプ椅子やスポーツジムにあるような器具かいくつも並んでいる。奥の方に地下室があって、そこが更衣室になっているらしくそちらへ向かう。持ってきた動きやすい服装に着替え、貴重品や私物、着て来た服は市営プールにあるようなロッカーに入れて鍵は手首につけておく。


 すでに着替え終わっていた他の受験者さんたちが各々準備運動をしている。ストレッチしたり倉庫の端から端までダッシュしたり。私もテスト種目で使うであろう箇所の筋肉を延ばしたり肩とか股関節とかぐるぐる回したり準備体操をしよう。

受付が終了したみたいで倉庫の扉が閉められる。そこに

「トントントン、あっあー。テステス。は〜い、あと10分でテストを始めま〜す。受験生の皆さん準備は大丈夫ですか〜」

と倉庫内にアナウンスが聞こえてきた。そろそろか。うわっヤバイ、緊張してきたよ、おじいちゃんどうしよ〜。


まわりの人たちは柔道着らしき物を着てたりスポーツウエアだったり、自分たちが今までやってきた競技のウエアでテストを受けるみたい。気合い入ってるなぁ。私みたいなどこにでもあるようなTシャツとジャージを着てる人の方が少ないじゃん!あーますます緊張してきたー。あれ?あそこの小さくて可愛い人はラメ入りで体型にフィットしたおしゃれジャージ着てるけど大丈夫なの?なんて他の人の心配してる場合じゃないか。


 「は〜い、そろそろ始めま〜す。配ったゼッケンの番号通りに横に5人ずつ並んでくださ〜い。両手を広げて前後、左右の人とぶつからないように間隔を空けてくださ〜い」

私の番号は13番なので前の8番さんと18番さんともぶつからないようにしないとね。おおっと、18番さんは朝見た「いかにもな人」だ。それにしてもガッチリとした体形ですね。


 「それではこれから入団テストを始めま〜す。事前に送付した用紙に書いてあるようにまずは体力テストから始めま〜す。」

体力テストの内容はというと

・腕立て伏せ50回

・腹筋50回

・スクワット100回

・背筋50回

・縄跳び5分間

これを2セット行います。

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