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オタクなのにモテモテ
俺は愕然としていた。
日曜日の昼間、学校も休みと言うことで、俺は我中の家に誘われ、遊びに来ていた。
我中夢男には幼馴染みがいた。それもめちゃくちゃ可愛い子だ。
目はぱっちり二重、鼻も適度に高く、唇もチャーミングだ。身長も低くて男心をくすぐる見た目だ。
そんな可愛らしいこが顔を満面の笑みにして
「ゆめくーん、今日の晩御飯なんにする??」
などとしゃべっている。
悔しい!俺はとてもとても悔しい!
確かに我中の見た目は割と整っているが、それでも彼女の様な幼馴染みがいるとは反則だ!
更に腹立たしいのが…
それにたいして、我中は自然に対応をしていることだ!
普通の男子なら少しキョドりながら対応しようものなのに‼
「何でもいいけど、愛が得意なパエリアが食べたいかな。喜男も食べていくだろ?」