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狩りゲー転移でオレTUEEEEE!(予定)  作者: 霜月早唯
第1章:チュートリアル
9/51

他の武器の扱いを覚えよう

加筆修正しました。

村に着くと夕方だった。昨日よりは少し早いか。とりあえず精算をしてもらおうと『狩人ギルド』の建物に入る。



「おつかれさま、シャーロット氏。依頼の精算をしてもらいたいのだが。」


「ニャ!?Aは今日はダークベアー狩猟って聞いてたけど違ったかニャ?それとももう終わったのかニャ?」


「ああ。昨日ほど綺麗にとはいかないが、無事に狩猟は成功した。」


「それはよかったニャ。で、そっちの子は見ない顔だニャ!」


「グラシアよ。よろしくお願いするわ。」


「シャーロットだニャ。とりあえず二人とも登録証を出して、それから奥に来るニャ!」


二人して左手の甲を見せ、奥の部屋へ。そして、


「これが今回の狩ってきた分だ。査定を頼む。」


と昨日と同じように台の上に獲物を置く。


「ふむふむー!?これはすごく大きなダークベアーだニャ!Aとグラシアはすごいニャ!このサイズを二人でなんてなかなか狩れないニャ!」


「ほぼAが独りで狩ったようなものよ!私はほとんど見てただけだったわ・・・。」


「そうなのかニャ?でも右足の大腿骨にダメージは入ってるからちゃんと貢献できてるニャよ?」


「そうだぞ。グラシアが動きを止めてくれたからそれなりに楽になった分があるんだ。」


あまり自分だけの手柄にするのはよくないだろう。


「そうなのかしら?」


「「そうだ」ニャ!」


シャーロットとハモる。


「ふむー。それと狼も体の傷がない綺麗な状態だニャー。でも、狼の毛皮は今特に欲しいって人がいないからあんまり高く買い取れないんだけどニャー・・・。」


「別に狼に関しては期待していなかったからそれでかまわない。」


「そうかニャ!じゃぁえーっと。ダークベアー狩猟成功で15,000。素材がやや良い状態で使えるので12,000。それと狼が250×4で1,000だから合計28,000ゴールドだニャ!」


「ああ、それなんだが。ダークベアーの毛皮は売るけど骨は売らない。こちらで使いたいんだ。」


「掌はどうするニャ?」


「どうするグラ「掌も使うわ!それも売らない素材にして。」」


「わかった、掌は切り落とすニャ。でその分の6,000を引いて22,000ゴールドだニャ!」


「わかった、それで頼む。ありがとう。」


「さくーっと切ってーさらさらーっと。出来たニャ。持っていくニャ!」


「ありがとう!」


「Aもグラシアもまた来るニャよ?待ってるニャー!」


返却された骨と掌はグラシアの鞄に入れておく。



手渡された査定の用紙を持って依頼カウンターへ。


「ただいまアリス氏。査定が終わったから依頼完了の手続きをしたい。」


「お帰りなさいA様ーグラシアさんー!無事に帰ってこられたみたいで何よりですー!」


グラシアに対しては様付けしないんだな。


「ああ、何とか危なげなく狩猟は完了した。」


「Aがすごかったのよ!」


「A様大活躍だったのですねー!?やっぱりすごいのですねー!」


「それほどでもない。」


「謙遜しなくてもいいのですよー!?で、依頼完了手続きですねー。お二人とも登録証をこちらへー。」


左手を出す。


「はい、これで依頼完了ですー!おつかれさまでしたー!A様のランクは変わらず、グラシアさんはランク2になりましたー!あ、報酬の方は同額を入れておきましたけれど、それでよかったですかー?」


「ああ。問題ない。ありがとう。」「ありがとう!」


「いえいえー。A様方には期待していますのでこれからも依頼をよろしくお願いしますねー?」


「ああ。」「もちろんよ!」


「ではではー!」


「ああ、そうだ。今ゴルドン氏は忙しいだろうか?武器の訓練をしてもらいたいのだが。」


「それがゴルドンさんのお仕事なので大丈夫ですよー。訓練室に籠っていると思いますのでー、直接行ってくださいねー!」


「わかった、ありがとう。では行ってくる。」


「はいはーい!行ってらっしゃいませー!」



アリスに見送られて訓練室に向かうが、依頼カウンターを離れたらすぐに


「ねぇ、A。《剣と丸盾》使いじゃなくなるの?それならダークベアーの骨は変わったあとの武器を作った方がいいわよね?」


とグラシアに言われる。


「いや、使い方を習うだけで、当分は《剣と丸盾》でいくから、作るのは剣にして欲しい。」


「わかったわ!じゃあ訓練が終わったら今使っている剣を引き取らせてね。Aの癖が知りたいし、その剣も素材にするから。私は『採掘ギルド』に話をしにいくから、またあとでね!」


《カリウド》と同じように装備の強化が出来るということだろう。


「わかった。ではまたあとで。」


「じゃあね!」


グラシアは走っていった。さて、訓練室に向かうか。



扉の前に立ってノックを3回、


「おう!入れ!」


の声をきき中に入る。


「邪魔する。」


「おう!丸っこいのか!今日はどうした!?」


「剣レベルが5になったので、《両手持ち長剣》の扱いを教えて欲しい。」


「思ったより早ぇな!まぁそれだけ優秀ってこったな!じゃあまずはこいつを振ってみろ!」


幅30㎝、刃渡り130㎝位の長剣を渡される。少し重い。って少し重いですむのか。流石ファンタジーだ。

鍔に、肩に背負わせるための金具がついている。魔法的なナニカで背負って走っても平気なのかと思っていたが、物理的な方法だった。


まずはしっかりと持ち、Dボタンを意識して肩に担ぐ。そしてAボタンで斬り下ろす!


「おう!剣のときとはえらい違いだな!しっかり基本ができてやがるじゃねぇか!」


「ありがとう。武器の扱いはなんとなくわかってきたんだ。」


「そうか!じゃあ素振りに関しては問題ないな!そのまま好きに振ってみろ!」


「ああ。」


構えてBで左に薙ぎ払い、Dでまた担ぐ。Aで斬り下ろし、続けてAで斬り上げる。Dで担ぐ。Aで斬り下ろす。A+Bで右になぎ払う。Dで担ぐ。

移動を含まない基本動作を確認したところで、


<~スキル:長剣レベル1を習得しました~>


のインフォが流れる。


「ゴルドン氏。スキルを習得した。」


「おう!そうか!えらい綺麗な長剣扱いじゃねぇか!なんというか教えることがなかったな!ガハハハハ!面白ぇ!続けて振るか?」


「いや、いい。続きは《剣と丸盾》をやめて《両手持ち長剣》に移行する前にする。」


「そうか!なら《両手持ち長剣》の訓練はこれで終わりだ!また他の武器が振りたくなったら来な!ああ、それとだ。帰る前に装備屋に寄って鎧を見てもらえ。肩の部分がけっこうダメージ受けているぞ?」


出血も骨折もしていなかったので気にしていなかったが、革鎧には穴が開きかけている。


「ああ、そうする。いろいろとありがとう。また訓練するときはよろしく頼む。」


「おう!」



ゴルドンと別れて外に。さて、まずはステータスの確認をしておこう。


「ステータスオープン」


======

名前  :逆村 詠

年齢  :20

性別  :男

職業  :狩人《剣と丸盾》使いLv4



体力  :120

魔力  : 20

スタミナ:140


筋力/攻撃力    : 95/245

耐久/物理防御力  : 85/265

器用   : 140

敏捷   : 75

魔法技能/魔法攻撃力: 30/15

精神/魔法防御力  : 80/130


スキル :<剣Lv5><長剣Lv1><盾Lv3><回避Lv3><受け流しLv1>


装備

右手 :スチールソード(150)

左手 :グラウンドシールド(20)(10)(土)<受け流しLv1>

頭部 :土イノシシの兜(40)(15)(土)

上半身:土イノシシの鎧(50)(30)(土)

下半身:土イノシシのズボン(45)(15)(土)

脚部 :土イノシシのブーツ(25)(15)(土)

======


長剣はレベル1で筋力が10上がるのか。なかなかだな。剣レベルが上がりづらくなったら持ち替えてみようか。



ステータスが確認できたところで装備屋へ。訓練時間が思いのほか短くすんだので、グラシアが帰ってくるまで時間はあるはずだ。さっと直してもらって、ギルド入り口で待てばいいだろう。


「じゃまする。」


「はい、いらっしゃいませ。おや、どうされました?」


「今朝作ってもらったばっかりで悪いのだが、ダークベアーに強烈な一撃を食らってしまったんだ。肩のところを直して欲しい。」


「はいはい、お安い御用ですな。ついでに汚れも落としておきましょうかな。さて、今朝のイノシシ革の残りを取り出しまして、修復浄化!」


ご隠居が呪文を唱えると、手に持っていたイノシシ革の端切れとオレの鎧が光でつながる。そして目も眩むような光量になったあと、着ている鎧がまるで新品のようになった。


「ありがとう。すごい呪文だな!オレも使えるようになったりするか?」


「まず、裁縫スキルがないと成功はしませんな。後は繊維がどうなっているかとか縫い目はどうだとかの知識も必要となりますな。」


知識と明確なイメージと自身の技術が必要ということだろうか。一朝一夕で出来るものではなさそうだな。


「なるほど。裁縫スキルを習得したら習いに来ても?」


「習うなら装備屋を継いでもらいますぞ?」


教えてもらうのは無理そうだ。


「わかった、あきらめる。それで、いくらになる?」


「肩の修復だけなので500ゴールドですな。洗浄はサービスですしな。」


「登録証からの引き落としで頼む。」


「毎度!」


左手甲を出して、引き落とし処理をしてもらって店を出る。ギルドを出てグラシアを待つか。


======

名前  :逆村 詠

年齢  :20

性別  :男

職業  :狩人《剣と丸盾》使いLv4



体力  :120

魔力  : 20

スタミナ:140


筋力/攻撃力    : 85/235→95/245

耐久/物理防御力  : 85/265

器用   : 140

敏捷   : 75

魔法技能/魔法攻撃力: 30/15

精神/魔法防御力  : 80/130


スキル :<剣Lv5><盾Lv3><回避Lv3><受け流しLv1> new<長剣Lv1>


装備

右手 :スチールソード(150)

左手 :グラウンドシールド(20)(10)(土)<受け流しLv1>

頭部 :土イノシシの兜(40)(15)(土)

上半身:土イノシシの鎧(50)(30)(土)

下半身:土イノシシのズボン(45)(15)(土)

脚部 :土イノシシのブーツ(25)(15)(土)

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