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東方現幻郷  作者: 満月サツキ
第二章 ~魔法使いと目覚める少年~
9/17

八話 香霖堂と儚月の剣

人物紹介


モリチカ リンノスケ

森近 霖之助 能力 道具の名前と用途が分かる程度の

能力

香霖堂の店主であり妖怪と人間の

妖怪のハーフである。幻想郷が出

来る前から生きていると言われて

いる。和服に前にポーチみたいな

物をつけている。魔理沙の実家で

ある霧雨店に修行しに来ていたた

め魔理沙とは古い付き合いである

魔理沙「遅いな~あいつは亀か?」


すでに到着している。かれこれ五分はたっている


迅「ハァハァ、早すぎるぞ?はぁはぁ」


慣れてないため思うように飛べなかったようだ

飛ぶのにも力を必要とする。魔理沙達からしたら感覚的な物だが迅からしたらかなり集中する必要があるらしい


魔理沙「普通だぜ?まぁ初めてにしてはまぁまぁ早かったぞ?」


迅「何故かは知らないが嬉しくないな」


魔理沙「そんなの知らないぜ。さぁここが香霖堂だぜ」


魔理沙が住んでいるのは魔法の森と呼ばれる邪気や胞子がまっているどんよりした場所である。香霖堂は魔法の森に入る直前にある。外の世界の物を取り扱う優位いつの店である。ただどれも古いものが多い。外見は和風な感じだが狸の置物や電話ボックスなどが店前に置かれているため物置にも見なくはない


魔理沙「香霖~邪魔するぜ~」


扉を勢い良く開けてそそくさと入り売り物だろうか?壺に腰かける


香霖「お客様でないなら帰ってもらいたいな。また売り物に座って……」


魔理沙「いいじゃないか、売らないものばっかりだしさ」


香霖「非売品が多いだけだ。それにちゃんとしたお客様には販売するよ……」


魔理沙「今日はお客様だから安心しろだぜ。迅?入ってこいよ~」


迅「お邪魔する……ここに剣があるのか?」


香霖「彼がお客様じゃないのか?まぁいい。森近霖之助だ好きなように読んでくれ」


迅「三坂 迅だ。外の世界から来たらしい。記憶を失っていてな。よければよろしく頼む」


香霖「それは大変だな。残念だか医学の知識はなくてね、力になれそうにない」


迅「気にしないでくれ」


魔理沙「自己紹介はその辺にして剣が欲しいんだそうだ」


香霖「剣かい?草薙の剣は非売品だかほかなら出そう」


店の奥に入っていき


迅「草薙の剣!?……幻想郷には凄いものがあるんだな」


魔理沙「スゴいものなのか?ただの錆びた剣にしか見えなかったぞ?」


迅「外の世界では知らない人は居ないぐらいの名刀だぞ?」


魔理沙「そうなのか……その世界の価値感はよくわからないぜ」


話していると香霖が戻ってきて


香霖「これはどうだろうか?「儚月の剣」と言う秘刀らしい。この前見つけた掘り出し物だよ」


どことなく光を放つ不思議な剣である


迅「儚月の剣?聞いたことない剣名だな。……」


チャキ……と手に取ってみると激しく光出して剣が白銀に変わる。もとは錆びていたはずだが


魔理沙「おぉ!凄いぜ!どういう原理なんだ?」


目を輝かせている


香霖「大丈夫なのかい?」


迅「あぁ。何故かは分からないがとても手に馴染む」


剣を眺めながら呟く


迅「これを買ってもいいか?」


香霖「構わないが……これは新しい発見だね。その剣は君にあげるよ」


迅「いいのか?こんな高そうなものを」


香霖「捨ててしまおうとしていたものだからね。それに非常に興味深いものをみれたから譲るよ」


魔理沙「ラッキーだな迅!」


迅「あぁ。じゃあ貰っていくぞ?」


香霖「構わない。いつでも来てくれ」


魔理沙「私もきていいよな?」


香霖「ツケを全部払い終えたらな?」


魔理沙「固いこというなってw」


香霖「そういっても君らは毎日来るだろうに」


魔理沙「あたりまえだぜ」


迅「じゃあ俺はおいとまするよ」


魔理沙「私も行くぜ。香霖またな~」


香霖「お客として来てくれるなら構わない」


そういいながら店を出た


迅「そういえば魔理沙?なんで霖之助なのに香霖って呼ぶんだ?」


魔理沙「私が付けたあだ名だからだ」


迅「そうか…………」


二人とも空に浮きながら


魔理沙「よし!再度競争だぜ!」


またまた凄まじいスピードで飛んでいく


迅「今度は遅れないぞ!」


それに続く。お昼に近い時間のなか魔法の森上空を楽しく飛行する二人であった


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