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(42) 人材あります![17]

 タバコの煙は最初、真っすぐ立ち昇っていたが、アチトクが近づけたある空間で、スゥ~っと換気扇に吸い込まれるように消えていった。

『今、あなたの次元に、この煙が出ているはずです』

 アチトクは確信を込めて言い切った。

「なるほど…。少し理解出来たような気がします」

『偉そうに講釈を垂れておりますが、この私にもなぜこうなったかは、まだ分かりません…』

 アチトクはタバコの火を灰皿でみ消すと戸を開け、外へ出た。戸倉は後ろに従った。表には戸倉人材店の大看板が飾ってあった。それに、戸倉の家は店舗風の改造をしたのか、幾らか大きく立派に見えた。そういや、店の机には四台の電話があった。戸倉の家は携帯のみで電話はなかったから、偉い違いだ…と、戸倉は思った。

『次元が違うと、こうも違うんだ…』

 語るでなくつぶやくように戸倉は言った。

『ええ、まあ…。時間的にはあなたの次元より一日前ですがね』

「俺は、いつ消えるんでしょう? そして、どうなるのか…」

 戸倉は不安げにたずねた。

『私の経験からすれば、あと2時間ほどはコチラにとどまれるはずです。ご心配される、消えてどうなるかですが、それは心配いりません。そのまま、あなたの次元へ瞬間移動します。場所は消えた位置ですから、消える可能性のある30分内外は、おうちの中におられた方が安全です。外だと交通事故に・・ということにもなりかねませんから…』

 アチトクは事細かに説明した。

「分かりました。おっしゃるようにしましょう…」

 二人は店内へと戻った。

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