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(42) 人材あります![15]

 約2時間が経過したとき、事態が進展した。煙が流れ、引き込まれるように消える空間があった。戸倉は辺りを見回したが、風が入り込んだ形跡はなく、まさしく異次元に通じる穴に思えた。

「ここか…」

 やっと見つけた空間の狭間に、思わず戸倉はつぶやいていた。穴は見つけたが、それ以上はどうすることも出来ない。アチトクが言っていた異次元への口は見つけられたのだから、まあいいか…と、戸倉はそのまま放置した。

 次の朝が巡り、目覚めたとき、戸倉は妙なざわつきを感じた。人の気配が遠くで小さくしていた。俺以外に誰もいないのだから、人のざわつきなど起こる訳がない…と不審に思いながら戸倉はまぶたを開けた。寝室の雰囲気が少しゴージャスになっている。確かに俺の部屋の様だが、置きものとかの部屋の調度も高級品になっている。こんなもの、置いた記憶がないが…と戸倉はいぶかしく思えた。

『やあ、お目覚めになられましたか』

 寝室のドアが開いて、アチトクが現れた。

「ここは…」

 戸倉はベッド上で半身を起こし、アチトクにたずねた。

『ははは…昨日の戸倉さん宅ですよ。ただし、異次元ですがね』

「アチラですか?」

『いえ、こちらです。ははは…』

「はあ。まあ、そうなりますね」

『少しコチラも味わって下さい。それにしても、まさかあなたが現れるとは思ってませんでしたよ』

 アチトクはゆっくりとベッドへ近づき、戸倉の前へ座った。

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