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(42) 人材あります![11]

『人材派遣に何か意味があるんじゃないかと…』

「いやぁ~、それはどうですかね。世間には五万とありますよ、この業種は」

 戸倉には今一、それが異常事態の原因だとは思えなかった。

『いやあ、私の憶測ですから…。ただ、私の店の店員がすべてコチラへ来ている、という点が引っかかるんですよ』

「異次元からコチラへ来る、何かの共通点があなたの店にあるのかも知れないですよ」

『はあ…。それじゃ、引き続き探ってみましょう』

「そうして下さい。こちらも、それなりに調べますから。…ところで、そちらの店は繁盛してますか? うちの方はご覧のように、なかとか食いつないでいる有様なんですが」

『はあ。私の方はまあ、なんとか。それなれに稼がせてもらってます・・。なにせ、店員に給料を月々、支払わないといけませんから、相応の収入は不可欠でして…』

「それはそうでしょう。うちとは状況が違うんですから。…あのう、お店の屋号は人材屋ですか?」

『いいえ。戸倉人材派遣店です』

「そうなんだ…。会社ではないんですね?」

『ははは…。そこはそれ、異次元ですが、あなたと私は同じ存在ですから、当然、同じ発想です。小規模経営なんですから、損勘定の入る会社組織にはしませんよ』

「ああ、その辺りは、同じなんですね」

 戸倉は少しずつ異次元の状況が分かりつつあった。こちらの世界よりはワンランク上で、人も出来がよい。それはいつかこの男がこちらがB級グルメでアチラがA級もしくは超A級グルメだと例えたように、程度の違いなんだと。

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