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(98) 拘[こだわ]り

 深夜、魚釣がテレビをけると、討論会のような民放番組が流れていた。著名な芸能人関係のタレント番組か…と思いきや、政治家の有名どころも出演しているではないか。他番組が低俗に思えた訳ではなかったが、これは久々に面白そうだ…と魚釣は不謹慎にも思い、そのまま観ることにした。テーマは、他国の批判を浴びている某宗教施設への参拝問題だった。合祀ごうしとかの難解な言葉が飛び出し、やっとその意味が分かったところでCMとなった。A級とかB級とか…俺は今、リバウンド級で体重を減らそうとしてんだっ!と、魚釣はえさをとられた釣り人のように訳の分からないところで怒りながら観続けた。じぃ~~っと内容を聞いていると、どうもこだわった発想が、出演者の第一感にあるようだった。左と右だな…と失礼にも思えた。魚釣は『宗教って怖くない?』と、画面へ問いかけてみた。イスラムの方々には申し訳ないが、神が人を殺していいと言う訳がない! イエスの教えではないが、右のほおをぶたれたら、ドラマ的に倍返しは現実的なんだろうが、ぶたれないようにすゃいいだろ? と…。人類よ、拘っちゃいかん! これが魚釣のめた結論だった。どうも温暖化しているのは地球環境だけじゃなさそうだ…と思えたのだ。確実に人間も感情的に温暖化していると…。拘りを捨てれば人類はすべてから救われるように思えた。それは、宗教であり、思想であり、民族感であり、言語であり、経済体制であり、国という単位であり…である訳だと。そのとき、魚釣の頭に、ふとメロディが浮かんだ。

 ♪ そのうち なんとか なるだぁろぉぉう~~~ ♪

 今ではもう、知る人も減ってしまった無責任な歌だった。


              THE END

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