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第零話 ~明弥サイド~

 心とは、何なのか。それは僕がずっと答えを探し続けてきた問題だ。心臓や胃などのような臓器では、ない。海馬などのような、脳の一部でもない。ならば、何なのか。どこに、どのようなかたちで存在しているのか。

 そして、心はどのように感情を製造しているのかも、疑問だ。どのような条件のもとで、何を原料に「感情」なるものを創造しているのか。何のために、感情は生まれるのか。

 どのような状況になれば、心は感情の製造を行わないのか。また、どのような条件がそろえば、「心」の存在しない人間が生まれるのか。逆に、なぜ大抵の人間には心が、感情があるのか。

 僕は、考える。解答のない問題を、解く。なぜ、どのようにして、どこで、いつ。少しずつ分析して、存在しない答えを、探す。存在しないと知りながら。

 なぜ僕は異常なのか。どうすれば僕は普通になれるのか。

 考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。考える。

 なぜ僕には、感情という物が存在しないのだろう。

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