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現実が見えぬチーターにこの世は救いを差し伸べぬ  作者: 夜明け
死者は物を言わず、されど何かを訴える
6/18

隣にいた男

この小説を見に来て下さりありがとうございます。

不定期で小説を投稿していきます。

どうぞよろしくお願いします。

「あんた、ここら辺で見ない顔だな。」

そう言って話しかけてきた男の顔は黒髪で平凡だった。

「ここら辺に引っ越してきたのか。」

「ああ。」

領主だのあれこれ喋るのが面倒なので男の話に乗った。

そしたら男は饒舌になって語り出した。

「実は俺は組織のリーダーをしてるんだ。そうは言っても人に誇れた様なもんじゃ無い。担ぎ上げられただけさ。やってる事も糞つまんねーしやろうとしている事もつまんねー。人を纏められているって訳じゃ無い。自由って訳じゃない。これなら無職の方がましさ。」

「何かしているだけで凄いことさ。実は私もちょっとした組織の長なんだ。父の後を継いだんだがあまり上手く行かないんだ。動くって言うのは大変なことさ。」

「ちょっと前の俺が無知だっただけさ。知ってるか、無知って言うのは罪なんだ。過去の自分が無知な所為で悪い事をさせられているんだ。」

「懐かしいな。実は私には幼馴染がいるんだがその幼馴染にいつも無知は罪だって言われていた。そう言って彼女はちょっと悪戯をしてくるんだ。そしてばれたら「無知は罪だ」って言ってから色々お小言みたいなのを言うわけだがそれを父に相談してみたんだ。そしたら父は無知は罪だって返すんだ。」

「良い幼馴染と父親をもった様だな。ちなみにだがその幼馴染は男か、女か。」

「女だ。」

「あはは、なら大事にしろよ。可愛いもんだろそんぐらい。」

「ああ、その通りだ、可愛いんだ。」

「惚気んなよ。じゃあな、話面白かったぜ。」

「ああ。」

そういうと彼は金を置いて外へ出て行った。

読んで下さりありがとうございました。

また、次の話が投稿された時に読んで下さると幸いです。

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