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テーマ詩集:川

リバーたどり 光る原へ踏むのだ

作者: 歌川 詩季

 まじめにふざけました。

 水たまりになるなと お天道(てんと)さんが言ってら

 ためこむだけ ためこんで

 どこにも (そそ)げやしねえなら

 いっそ (かわ)いちまえって

 日ざしを強くするもんだから


 ひからびた とかげになって

 水たまりが涸れるのを待つより

 あっちの小川のせせらぎを

 追っかけようぜ 追っかけようか

 リバーたどり ネバー立ち止まるな

 ラバー(いと)しいあのコに ひと目逢わなきゃ



 面汚(つらよご)しになったら 顔洗って出直せ

 泡立つだけ 泡立てて

 すっかり 洗い落とせるなら

 あっそ 可愛い顔してんじゃん

 泥化粧(どろげしょう)はもうやめにして


 リバーたどり レバーめいっぱいひけ

 ホバー浮きあがる翼までは もっちゃいないけど


 光る原へ踏むのだ

 道草と石ころを わんさかこえてきたんだろ

 ぼくだってねえ きみだってねえ

 光る原を踏むのだ

 はやぶさと犬ころが わんわん吠えてきたってさ

 いまだってねえ あすだってねえ


 どっかにあるんだろうぜ

 どこにもない そんな場所がきっと

 だったら たららん♪ 追っかけようぜ 小川のせせらぎ


 リバーたどり リバーたどり


 光る原へ 光る原へ


 いつか いつかだか いつなのさ?


 踏むのだ



挿絵(By みてみん)

フリードリヒ・ハラヘルム・タダノバカ先生のアナグラム

 テキトーさが、足りないと言われたので(笑)


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― 新着の感想 ―
[良い点]  こんな詩もあるんですね。ラップみたいで面白かったです。
[一言] 元はアナグラムだったはずなのに、こうやって一つの作品として完成しているのが素晴らしいと思います。 まるで歌のようで、韻も踏まれていて読んでいてとても心地良いです。 リバー・ネバー・ラバーの所…
[良い点] 筋少『銀輪部隊』ぐらい泣けました(/_;) まさかこの名前がこんな悲哀と前進に満ちた詩になるとは。・゜・(ノ∀`)・゜・。
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