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運命を紡ぐ双子と想いのキセキ  作者: 楓麗
第1部 母の面影を求めて
1/25

0-0.紡がれる始まりの伝詩

“世界が争いに満ちた時”




“『双星の神子』はその姿を現す”




“はじめは災いをもたらす悪魔として”




“二体の悪魔はその力をもって、世界に死を振りまき”




“やがて死ぬ”




“深い眠りのあと”




“『双星の神子』は再び、その姿を現す”




“混沌の世界を導く、救世主として”




“新たな世界を照らす光となる――”











 それは……どこにでもあるような、ありふれたひとつの『昔話』。



 今もなお人々の間で語り継がれる、遥か遠い記憶の『伝詩つたえうた』。



 西方よりあまねく命の息吹きが芽吹けば、数多の吟遊詩人たちの詩に乗って『物語』は世界へと紡がれる。






 ある時は、世界に死を振りまく災禍わざわいの『悪魔』として。


 またある時は、混沌の世界を導くこの星の『救世主』として。






 二つの星が描いた二つの軌跡はやがてひとつに交わり、大いなる輝きをもたらす『キセキの光』となるであろう。






 『彼』も『彼女』もまた、その『光』の『はじまり』に過ぎないのかもしれない。






 『運命』に翻弄されながらも、ひたむきな『想い』を決して手放さない『少年』。



 過酷な『運命』に身を引き裂かれながらも、純真な『優しさ』を決して忘れない『少女』。






 二人の『歩む』、二つの『軌跡』。



 どんなことがあろうとも、決して離れることのない『ふたつの光』。






 人間ヒトの心に、『善』と『悪』があるように。



 箱庭の陽だまりに、『光』と『陰』があるように。






 いずれ『終わり』を迎える、『旅』の『終着』へと向かって……。











――だから、今はそっと見守ることにしましょう。











 彼ら『二人』の辿り着く『先』が、その『答え』が、私たちの『信じた道』であると、そう願って――。











“Sol farli fia reiyl ror”

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