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女神様からの注意事項 その①




次の日…………


俺と鮎美は朝ジェシカ社長に挨拶をして昼過ぎには実家のある街へと帰って来ていた。

一時帰宅って事になるのかな?

東京に行った事で入社も決まり、2週間後から本格的に東京で暮らし仕事をする事になった。


仕事か…………まさか東京で芸能関係に就職するとは前の人生からは想像も出来ない事だ。

さてこれから2週間何をしよう?


実家の環境は極力変えたくないので、特に持って行く物も無い。

必要な物はあっちで買えばいいし………そういえば神様通帳はいくらになっているんだろう?

ここ最近一人になる事が無かったから確認していなかった。


駄目神様から毎日10万円振り込まれた1ヶ月とゴールデンウィークから新たに女神様から10万円振り込まれるようになって現在の残高は今日7月21日で…………………残高1854万円。


うん。やっぱりそうなるよね。


普通に考えれば18歳が持つような金額じゃない。でも計画の実行にはまだまだ足りないんだよな~。避難所の建設………それを建てる会社も作るつもりだし、沿岸部には逃げ遅れた場合用に防水仕様のシェルターも作りたい。

それと避難所には半年程困らない物資も蓄えて置きたい。大まかな計画だけどそのうちいくらぐらいになるか見積りを作るか…………

建築関係は桜田さんと鈴木部長に協力して貰うつもりだけど、まだまだ協力者が欲しい。


避難所も岩手・宮城・福島に1000人規模の設備を各県に3か所は準備したい。

福島の原子力発電所も津波から守る為の準備もしたい。


ん~やる事がありすぎて、まだ10年あるはずなのに焦る気持ちになってきた。

兎に角!まだまだ足りない。

資金ももっと増やしたいし、どうしたらいいんだろう…………未来を知ってる事を活かして何かいい方法は無いかな。


知っている事と言えば携帯会社のド〇モの株がこれからドンドン値上がる事ぐらいしか覚えてないしな~そもそも株なんて買った事ないから結果がわかってても買えないけどね。

ん?まてよ…………金田に頼んでみようかな。金田なら何とか出来る気がする。

あと他に土地も買った方がいいかも…………開発される場所は前の人生でよく知ってるし、それを利用して土地の売買で儲けを出すのも出来るはず。それに岩手と宮城・福島にも土地を買う為にも土地の購入とか慣れておいて損はないと思う。


そうこう部屋で考えていると携帯電話が鳴った。

誰?と思いながら携帯の着信表示を見て固まった。



メガミ




はい?

いやいや、いつの間に電話番号知ったんだ?ってメガミって女神様だよね?登録もした覚えないんだけど…………

そんな軽いパニックになって着信画面を見ていると、なんと勝手に携帯電話から声が響いた。


「電話とやらに早く出んか!」



「ひゃぁ!」


俺は変な声を出して驚いた。

まさか着信押してないのに繋がるなんて恐怖でしかない。案の定驚いてた拍子に携帯を床に落としてしまった。すると…………


「痛っ!」


え?

…………何それ、痛いって二重に怖っ!もう恐怖そのものですから!

俺のそんな気持ちを無視するかの様に足元に落とした携帯から無慈悲に声が響いた。


「………全く落とすとは思いもせんかったぞ。ん?なんじゃまだ驚いておるんか。わしじゃ、女神じゃ

。」


すぐに頭の中にゴールデンウィークに山で会った女神様の姿が思い出された。あ~~神様だもんな、こんな力があっても不思議じゃないかも、と気が付くと恐怖で一杯だった気持ちも少し落ち着いてきた。


「………め、女神様ですか………急に…………急にどうしたんですか?それに携帯持ってたんですか?」


「そうそう、確か携帯とか言ってたの。ほれ、この前わしの前で使って見せたじゃろ。あれの応用で電波とやらにわしの思念を乗せて繋げてみたんじゃ。いわばその携帯電話がわしの分身みたいな物になっておる。それと用事じゃがな…………お主、自分の身体の事をよくわかっていないじゃろ?それを教えておこうかと思っての。」


「自分の身体?なんか拙い事でもあるんですか?」


「あの耄碌爺(もうろくじじい)がお主の身体にした事なんじゃがな…………わしが言うのもなんなんじゃが、お主の身体はわしに似せていろいろと普通の人間では無理な能力を持たせてしまっているのじゃ。」


「…………能力。もしかして歌の事ですか?」


「ふむ、歌の事もそうじゃ。女神の力には声に言霊を乗せて人々の心に癒しや力を与える能力があるのじゃ。それは神が持つ神力があって初めて行えるのじゃが、お主は人間じゃ。神力を持っていない…………お主がその力を使うと代わりにお主の魂の力を著しく消耗する事になる。それはお主にとって危険じゃろうからあまり使わない方がいいぞ。」


「…………いや。でも、もう何度か使っていると思いますけど何も異常はないですよ?もしかして寿命が減ったりしているんですか?」


「いや。寿命が減るとかではない、魂の力…………何と説明すればよいかの…………そうじゃ!この携帯電話は何で動いておる?」


「え~とそれは充電池ですけど。」


「それが無くなったらどうなる?一時的に動かなくなるのじゃろ?」


「え?…………そ、それって、一時的にでも死ぬって事ですか!?」


「いやいや死ぬ訳ではないぞ。一時的に動けなくなり、急激な休眠状態になるはずじゃ。簡単に言えば寝る…………じゃな。」


「それはどのくらいなんですか?」


「それは何とも言えんが神力の使い方にも変わってくるじゃろうが、今のお主が神力の代わりに魂の力を全力で2時間使ったら回復するまで半日は何をしても起きる事のない眠りにつくじゃろうな。」


「2時間で、半日。12時間……か…………」



大変長らくお待たせして申し訳ありませんでした。

多数の方からいろいろと心配して頂きありがとうございます。

健康面での活動中断ではありませんでした、何が理由かと言いますと…………国家資格に合格、それに伴い役職アップ!

良い事なのですが…………仕事の量と責任が今までの10倍にアップ!

慣れない一つ上の仕事で、1人だけブラック状態に突入!上司の仕事舐めてました。

やっと慣れてきたのがここ最近で、やっと心に余裕が出てきました。


このお話もそろそろ巻き巻きで完結まで書きたいと思います。

(1ヶ月後や半年後、1年後など話を進めて行こうと思います。)


自分の知識不足や皆さまとの考え方捉え方の違い等で、不快に思われる方がいるかもしれませんが、何卒暖かい目でお読みくださる様お願いします。


誤字脱字があれば訂正お願いします。

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[一言] けっこう重いな
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