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ワールドスタープロダクション本社⑦


料理を注文した。もちろんジーマミー豆腐も、だ。でも飲み物は烏龍茶………あと1年半も酒を飲めないかと思うと寂しい。やはりというか肉体的にはお酒を飲んだ事がないのか欲求はない。それに味も思い出せない。本当に気持ちだけ欲求してる感じだ。


となりでは泡盛ではなくビールを注文して呑んでいる響さん。小柄で童顔の彼女だけど、成人している為法的には何も問題ない………ないのだけど見た目が見た目なので中学生が呑んでいる様にみえる。


店員が普通に持って来てちゃんと響さんの前に置いたので、常連として認識されていると思う。


飲み物と料理が揃い食べ始めると、鮎美が響さんに梶さんとやらの彼氏さんの事を聞き始めた。


響さんの単語を繋ぎ補足すると。


1年前に好きになり、半年間告白も出来ずに片思いしていた。

それを察したジェシカ社長に作戦を教えて貰い実行したらすぐに付き合えたらしい。かなりその作戦とやらが気になるが、詳しく聞くのは怖い。鮎美もそう思ったのか流した。


そうしてカラオケ大会を終えて本社に戻ると彼氏の梶さんが編集作業を始めたのだが、納得できる編集が出来ず徹夜したりと一緒にいれなかったと………それ俺のせいか?


響さん的に自分の彼氏を映像の俺から取られ嫉妬したので、本人に文句を言いたかったらしい。


はっきり言って言いがかりですよね?


でも響さんも俺の歌が好きで文句も言えず引っ張ったと………何この人可愛いすぎる!


そんな女子会トークをしていたら、梶さんらしい彼氏さん到着。その隣には金田。何でいるの?

驚いて見ている俺に関係なく、響さんと梶さんの会話になった。


「すまん。やっと編集終わったわ。そんでこれどないな状況?なんで姫いてるの?」


「………遅い………姫…………どうして?」


今さらだけど俺に聞いてくる響さん。何て説明しようかと思っていると鮎美が代わりに説明してくれた。


「お久しぶりです、梶さん。今日は優紀がワールドスタープロダクションに正式に所属する為の準備で来たんですよ。私は付き添いみたいな感じだったんですけど、ジェシカ社長に勧誘されて優紀のマネージャーとして私も働く事になったんです。だから優紀共々これからよろしくお願いしますね。」


それで納得してくれた梶さんと響さん。

今度はこちらから聞かせて貰いましょうかね。金田君!


俺が恨めしそうに金田を見ていると、それをくみ取ってくれた梶さんが金田の事を説明してくれた。

何でもこの前のカラオケ大会で梶さんは金田の仕事ぶりに感心して、ワールドスタープロダクションに来ないかとスカウトしたらしい。

金田はその時「少し考えさせてください」と。

それでここから金田の言い分だが、俺と鮎美が東京に行く事になったのを聞いて東京のワールドスタープロダクションがどんな所で自分が行っても本当に仕事が出来るのか見学しに来た。と…………

なら俺とか鮎美に言って一緒に来れば良かったのに、と思ったら、俺と鮎美2人での方がいいと思ったし、自分は見学だけだから午後から来て一泊したら帰るつもりだと教えてくれた。


そうかと納得したけど来ているなら教えろよな。


それから沖縄料理に舌鼓をうちながらジェシカ社長の話で盛り上がり、結構な時間が過ぎて行った。

明日も仕事だからと梶さんが最後に締めてお開きとなり、皆で会社に戻った。


会社に戻るとかある意味斬新だよね。

梶さんも響さんも会社の居住区に住んでいて、金田は梶さんの部屋に泊めて貰う事になっていた。

エレベータで別れの挨拶をして俺と鮎美は14階の部屋に戻って来た。


あとはお風呂に入って寝るだけだ。鮎美の事だからまた一緒に入るとか言うのかと思ったけど、珍しくそんな事も無く1人でお風呂に入って寝た。


さ~て明日は何をするんだろ。






ーーーーー鮎美視点ーーーーー



よし、優紀がお風呂に入っているうちに連絡しとかないと…………


私はすぐに携帯で3人に連絡を取った。


1人目は金田。

計画では夕食で合流するはずではなかったんだけど、梶さんには計画を話していなかったから仕方ないよね。

それに計画にも支障はないので問題無し。明日とそれ以降の大まかな計画の打ち合わせをして早々に連絡を終わらせた。


2人目は響さん。

響さんとは計画通り上手く行った事を確認した。優紀は偶然一階のロビーで響さんと会ったと思っているだろうけどね。これで響さんと優紀は面識を持てたし響さんの希望は叶えれた。

今後響さんとは友好を重ねれば、私がいない時に優紀の事をお願いできるし把握も出来る。私としても後々有益になるはず。


3人目はジェシカ社長。

計画通りに進んでいるとの報告とお昼の話で少し盛り上がった。

あんなに上手く行くとはね。

ジェシカ社長が昼食の時にわたしに勧誘の話をして、優紀の前でそれを見せて優紀のマネージャーになる話を自然と演出出来た。

それに上手く優紀の性格を考えて優紀本人の希望と言う形で、部屋に一緒に住めるようにも出来た。

実は最初から2人で暮らす予定だったんだけどね。

そしてこの前私が提案した『歌手としてもデビューさせたい案』と『モデルとしてもデビューさせたい案』はどちらも採用となった。

優紀がどこ迄の露出OKなのかとか、イメージテストにも問題ないと教えて貰いモデルとしても大丈夫そうだ。

歌手としても問題はないと教えて貰った。それとあの自作の曲について聞かれた。

不覚にも優紀が密かにそんな事をしているなんて知らなかったので私も知らなかったとしか言えなかった。

交友関係で作詞や作曲する様な人はいたかとも聞かれたけど、優紀の生活で主に接触出来る人は限られていたから、ハッキリとそんな人はいないと思うと報告した。

本当にいつの間に作っていたんだろ…………


最後に明日の予定の打ち合わせをして電話を切ると、ちょうど優紀がお風呂からあがってきた。

お風呂あがりの優紀はほんのりと顔を赤くして普段とは違う色気があり、それにいい匂いがして…………美味しそう!

我慢出来ずに顔に出そうになったので、優紀の成分が溶けているお風呂に向かった。

これからこっちに来れば毎日こんな生活を送れると思うと悶えそう。


お風呂からあがると……………………寝顔!!!いい!すっごくいい!私は30分程寝顔鑑賞をしてそれから眠った。今日も夢に優紀が出てきますように…………






読んで頂きありがとうございます。

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