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ワールドスタープロダクション本社⑤番外編

ジェシカ社長視点でのお話です。


ーーーーージェシカ視点-----


もう、梶ちゃんが見せてくれないから驚いちゃったじゃない!

全くあんな想像を飛び越えまくりに歌が上手いとは思わなかったわよ。


ブツブツと独り言を言いながらジェシカ社長が向かった先はカメラマンの梶が編集をしている第3編集室。

感動で高まった感情に驚きもプラスされもっと早くに聴きたかったとカメラマンの梶へその膨らんだ感情がぶつけられる。理不尽の塊が梶へと近づいていた。


ちょうどその頃、梶は合流した金田とここがいいとかこっちの方がとか言いながら編集を完成させた所だった。


梶ちゃんが第3にいるのは響ちゃんから聞いていた。


あたしは真っ直ぐに第3に向かい扉を開けて、この膨らんだ感情をぶつけるつもりだったのに…………中に入るとすぐに正面の大きな画面が目に入った。そこにはちょうど優紀ちゃんが右から出てきた所だった。

あたしは文句を言うのも忘れて画面に釘付けになった。

そんなあたしの後ろでは扉が静かに閉まっていた。


天然のスポットライトを浴びて歌う優紀ちゃん。鳥肌が立ちまくり頭の中に痺れる様な電気が走った。

アンコールで2曲目が始まり時間の感覚もなく聴きほれて、優紀ちゃんが歌い終わったのにあたしは動けなかった。

曲の完成度も高いけど、ここまで思考を止める歌声なんて…………


いつも通りに梶ちゃんにコブラツイストをかけて耳を甘噛みするつもりだったけど、もう今はそれをする気さえも無くなった。


ちなみにあたしは人それぞれにお仕置きを決めている。橘ちゃんにはボディーブロー、梶ちゃんにはプロレス技+耳を甘噛みとか。勿論男性限定でね。


優紀ちゃんは女優としてデビューさせる計画だったけど、同時に歌手としてもデビューさせるのがいいかも。それにしても優紀ちゃんが歌った曲が気になる。自分で作詞作曲したのならもう天才としか言いようがないわ。でも……………………あたしの勘だけど違う気がするのよね。

富岡っちの言い方も気になるし…………『まだ世に出てない曲』。

そりゃ自分で作って披露してない曲ならそんな言い方してもおかしくないかもしれないけど、それなら『未発表曲』って言い方でもいいはずなのよね。

…………『まだ世に出てない曲』。まだ?…………いずれ…………世?…………世界、未来!

出てない?…………自分で出すなら出していないって言うわよね。なら…………誰かが出した曲?

そうなると『誰かが未来で発表した曲』って事かしら。


と考えこんでいると…………


「なんや、社長来てたんか。気づかなかったわ!今最終確認で通しで見て終わった所や、ようやっと完成したわ、ここまで悩んだのえらい久しぶりやったわ。そんで社長これどうする?」


そう言って椅子に座ったまま振り返り梶ちゃんがテープを差し出してきた。あたしはそれを受け取り間違いなくこれは秘蔵映像よね?とテープをマジマジと見た。


「ありがとう梶ちゃん。あっ、でも響ちゃんが拗ねてるからね、ずっと籠ってて相手してなかったでしょ?早く機嫌とらないと大変よ~。」


「うわぁ~マジか~あかんな~やってもうたか~」


頭を掻きながら困った感じで「しゃ~ない飯でも誘って機嫌とってみるわ。」


「そうね。優しくしてあげてね。」


梶ちゃんは立ち上がり片手をあげ、手でお疲れ様でしたと合図をして部屋から出て行った。それに合わせる様に金田君もあたしに一度頭を下げてから梶ちゃんを追いかける様に部屋から出て行った。


残されたあたしは貰ったテープをもう一度見ながら、これからどうするか考えた。

明日まずは富岡っちに確認してみよう。あたしの違和感が本当なら富岡っちも『まだ世に出てない曲』に違和感を感じてるはずだわ。



読んで頂きありがとうございます。

幼女戦記の劇場版見てたら遅くなり短いです。すいません。


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― 新着の感想 ―
[一言] この人ほんと察しがいいな
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