ワールドスタープロダクション本社①
ちょっと急いで書いたので煮詰まってないかも…………
さて私は今どこでしょう?
正解は東京のワールドスタープロダクションに今着いた所でした。
目の前には多分10階以上ありそうなビルが…………ちょっと首痛くなりそうだからもう見るの止めよう。
そう東京には30分程前に新幹線に乗って駅に着いていた。私と鮎美は初めての東京だったので駅に着いた所で何処から出てどの方向へ行けばいいのか全然わからなかった。それをちゃんとわかっていてくれたジェシカ社長は橘 雅史さんを迎えによこしてくれていた。
そして案内されるがままに着いた所だ。
「さぁ~このビル全部がワールドスタープロダクションだよ。どうビックリした?」
「えぇまさかこんなに大きい会社とは知りませんでした。」
「結構有名なんだけどな~興味無いなら知らないのかもね。」
そう私は昔から芸能界に興味とか無かった。お笑いの芸人ぐらいしか興味が無かった。
その私でも会社の名前は聞いた事はあったけど会社がどのくらい大きいとか何処にあるのかなんて知りたいとも思わなかったし……………………ここで私は仕事を出来るんだろうか?
「じゃ、入ろうか。お友達の鮎美さんも一緒に大丈夫だから。それとも何か用事でもあるかな?」
友達と一緒に東京へ行く事はジェシカ社長には電話で話していたからか鮎美も一緒に会社に入っていいみたい。
「どうする?」
「えぇ私もどんな所か興味があるからお邪魔でなかったら入りたいな。」
「そっか。なら、これを首に掛けてくれないかな?ゲスト用のカードで所々で掲示しないと通れないから。」
とスーツのポケットから2枚のヒモ付きのカードを出して見せてくれた。へぇ~ちゃんと鮎美の分も用意してるとか凄いな~打ち合わせでもしていたみたいだ。
何故かそう思うのは橘さんだけが駅で会った時から何か台本でも読んでいるみたいな感じで違和感があったからだと思う。多分ジェシカ社長からキツク指導でもされているのかな。
入り口のガードマン2人の横を通り改札みたいな機械に先程貰ったカードを近づけると入り口が開いた。
そしてエレベーターに乗り込みジェシカ社長の待つ社長室へ……………………え?4階?社長室が4階なの?
それとも何処かに寄ってから行くのかと少し疑問に思いながらも橘さんに付いて行くと、普通にジェシカ社長の部屋に着いた。
橘さんがノックをして「失礼します。」とドアを開けると大きな声が聞こえてきた。
「わかった、わかったわよ。それでいくら欲しいの?これから人と会うんだから早く言いなさい!」
誰か怒られていたみたい。開いたドアの先から見えたのはスーツ姿のヒョロッとした男の人だった。
私たちに気がついたジェシカ社長。
「ほら!もう来ちゃったじゃない。ほらほらもう行って。」
言われた男の人は軽くジェシカ社長に頭を下げてから、私達の横をすれ違い部屋から出ていった。
「もう~本当にごめんなさいね~うちの末の弟なの。何処の大学だか覚えてないけど教授してて研究費が無くなると、あ~やって突然来て頼むのよ。本当に困った子なのよ。」
と困ったみたいな感じで言っているけど愛情を感じた。
それを壊すとは……………………橘さんあんた強者やね。
「まだ覚えてないんですか?東洋大学地震研究所です。それに突然ってキッチリ半年に一回顔見せも兼ねて来ているじゃないですか。それにスポンサーになってあげるから頑張りなさいって言って何もしようとしないのは社長の方じゃ…ぐふぅっ」
いや~今のは凄かった。橘さんがやれやれみたいなポーズで視線を私達に向けた短時間に素早く無音で移動してのボディーブロー。ジェシカさんから2秒も目を離すとこうなるのか………勉強になるな~。
それにしても弟さんが地震に関係した仕事をしているとは……………………後で接触出来ないかな?
そして床に倒れている人は勿論皆無視してジェシカ社長は話を進めた。鮎美も初の遭遇だったはずなのに、この波に乗れるって凄いな~。
「は~い、優紀ちゃん。よく来てくれたわ、待ちに待ってたのよ。あら、そう言えばお連れのお嬢さん初めまして社長をやってる秋元ジェシカよ。ジェシカでもジェシカお姉さんでもどちらでも好きな方で呼んで頂戴。」
「はい。初めまして優紀の友達の熊谷鮎美です。すみません、図々しく付いて来て。」
「いいの、いいの。優紀ちゃんのお友達なら私のお友達も同じよ。仲良くしてね。」
そう言って握手をした二人を見ていたら背中が寒くなった。
なんだろう?この二人って合わせたらいけなかった様な気が……………………
「あら?荷物持ったままじゃない。まずはお部屋に案内するわ、付いてきて。」
あっ凄い!片手で橘さんを持ち上げた。こちらからはジェシカ社長の顔は見えない。
多分想像通りなんだと思う。
「荷物は勿論……………………わかってるわよね。」
何も言わずに頷く橘さん。そう、何も言わないのが正解だと思う。
そして私と鮎美はジェシカ社長から肩に手を置かれ振り返る事も出来ずに歩き始めた。
私は心の中で後ろにいる橘さんに『ガンバ』とエールを送った。
読んで頂きありがとうございます。
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