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第2回未来の会


初めての無職状態。


もっと焦ったりするとか逆にゆっくりしているとか想像していたけど全然違った。何か忙しい!


とりあえず2泊3日の東京へ行く準備と引っ越しの荷物の準備。そして毎日最低でも3件の電話。鮎美にジェシカさんに南さん…………その他では桜田さん。

そうそう。まさかの展開で鮎美も一緒に東京に行く事になった。偶然らしいのだけど鮎美が働いていた会社が閉める事になったらしい。

倒産とは違い鮎美の叔父さんが細々とやっていたガソリンスタンドなのだが、老朽化で地下に埋めている燃料タンクに問題があるそうで新しくするか辞めるかで悩んでいたらしい。

そんで辞める方向で先日決まったそうだ。高校の時から手伝い的にアルバイトして、卒業してからは正社員として働いていた鮎美。やりたい仕事としてやっていた訳でもないらしく本人的にも未練はないって。


そんで仕事が無くなったから一緒に東京へ2泊3日で行く事になったけど、俺的には仕事な訳で「日中どうするの?」って聞いたら何かいい仕事がないか探してみるって…………東京に住むつもりなんだろうか………どんだけ行動力凄いんだ。


まっ俺のこれからは東京で頑張ってお金を稼ぐ事。最終目標はやっぱりどう助けるかになる訳でその対策と方法には鈴木部長と桜田さんの協力が必要だ。

そして今日その為に集まって貰った。そう…………第2回未来の会を始めます。


鈴木部長が今回準備してくれた場所は、回らない寿司屋。まっこの時代ではまだそんな言い方しないから俺だけ心の中でそう言ってるだけなんだけど。


「第2回未来の会を始めます。よろしくお願いします。」


「いやいや、いつから未来の会とか名前あるのかそこから疑問なんだが。」


そんな桜田さんからのツッコミは綺麗にスルーして私は話を進めた。


「信じられないでしょうが11年後に太平洋側で大きな地震があり津波で多くの人が亡くなります。勿論、建物も信じられない様な被害を受けて更地になりそこに土砂や瓦礫が山の様になります。特に問題なのは発電施設がヤバイ事になります。そこは普通の発電施設ではなく原子力だからです。爆発して放射能が漏れます。………………………………さてここまでで桜田さん!どうしたらいいと思いますか?」


流石に今の話をすぐには理解出来ないのか桜田さんは口を開けた状態で固まっていた。

やっぱりそうなるよね?同じくそうなってるかと鈴木部長の方を見ると不思議な事に驚いてはいなかった。

え?何で?


「……………………嬢ちゃん。やっぱりそうなるのか……………………昔よりも酷いかもしれんな。」


「昔ですか?」


「わしの爺さんから子供の頃に聞いた話なんだが、昔に昭和三陸地震と言ってな昭和の初めの頃に大津波があったらしいんだ。わしの爺さんは今で言えば釜石の出身でな、その津波で両親も親戚もほとんど亡くなってしまったそうだ。大津波の話を聞いた爺さんは一ヵ月掛けて地元に戻ってみるとそこには故郷の面影が全くない瓦礫の山だったそうで酷く悲しかったと…………そんでその当時の学者だったか忘れたが100年周期で起こる可能性が高いと言っていたそうだ。爺さんには地震が起きたら山に走れと何度も言われたものだ。」


そんな話をしてくれた鈴木部長に桜田さんは申し訳なさそうに謝った。


「……………………すいません、知らなかったです。」


「いや今の若い人には伝わってないのだろう。仕方ない。」


正直俺も地震が起きるまで知らなかった。TVの番組で初めて知った。

当時は津波を恐れて山の方に移住した人も多かったらしいけど、時が経ち過去の事になり津波を知らない人達がまた普通に海岸側に住み始めた。


「残酷ですが地震はハッキリ言って回避出来ません。だからと言って何も出来ないかと言えば違います。今の技術でいけば津波にでも耐えれる様な画期的な避難所だって建てれるし準備しておけるはずです。そこで私が計画したのはこれです。」


そう言って私は一冊のノートをテーブルに出した。

過去に戻って来てからアレコレとアイデアや計画を書いていた物だ。内容は実現可能な物からやってみないとわからない物まで、今の自分で考えられる範囲で書いて一冊全て使った。


2人は最初無言で食い入るようにノートを見ていたが、途中から酒と寿司を飲み食いしながらのアレやコレや質問や意見を言ってくれた。意見を言ってくれていると言うことは少なくとも未来の災害の話を信じてくれんたんだと思う。


資金の話にもなったけど、そこは自分が芸能界で頑張って稼ぐからとちょっと強引に話を進めた。しかし簡単には信じて貰えないだろうと予想していたので条件を自分から出した。

1年後の稼ぎを報告するからそれを見て判断して欲しいと。意外な事に資金の事でかなりの反論なり出ると思っていたのにすんなり話が進んだ、いや逆に鈴木部長の「そうか、わかった。」の一言で終わった事にビックリした。桜田さんにしては意味のわからない「ほどほどにな。」と何をほどほどなんだろう?


資金の事はもう実は達成している様なものだったのは秘密にしておいた。


だって流石に言っても信じて貰えないでしょ?神様から毎日10万円も貰っているって。


実際最初の1ヵ月で約300万程貰っていたし、この前のゴールデンウィークからは一日20万になった。

今月からは月600万ぐらいになる計算で、合わせるとたった2ヵ月で900万になる。


これから一年後と条件を出したけど、これから毎日20万貰ったとして365日貰ったら金額は驚きの7300万円!

それに芸能界で稼げた分をプラスすれば信じて貰えるだろう。


それから今後の計画をどう進めて行くかの話になり、各自準備をして5年後から始動する事になった。



読んで頂きありがとうございます。

お豆腐メンタルなのでほどほどに意見・感想などよろしくお願いします。


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