新たな一歩の為に
無事に試験に合格しましたので心機一転、執筆活動再開です。
感想等も解禁しました。
朝6:00
目覚ましが鳴り、いつものように目覚めた。昔から目覚めはいい方らしく二度寝とかは休みの日とかしかした事がない。
未来では24歳の頃に腰を痛めたせいで、朝布団の中で体の調子を確認してからゆっくり起き上がる習慣になっていた。この体は大丈夫なのはわかってるんだけど、今日も同じ様に起きた。
なぜなら生理という名の現象が毎月来ることになったからだ。
そして今日は生理5日目、初日のあの痛みが嘘の様に無い。
まっ3日目から薬は飲んでないし、痛み慣れしたのかも。
しかし………毎月くるとか憂鬱になる。そのうえ今日は会社に改めて退職届を出そうと思っているから、さらに憂鬱度が酷い。
行きたくないな~なんて思いながらも、体は会社に行く為の行動をしている。我ながら20年の社畜が染み付いているな。
一通り準備が終わった。あとは鮎美が来るのを待つだけだ。
ん?何で鮎美が来るかと言えば、私の愛車は遠い駅の駐車場にいるから………
「はぁ~」自然に出るため息。
車の件は最近私の中で好感度爆上がり中の金田に頼んだ。勿論、爆上がりでも異性としてのではないから!残念!
そんで車の事だけど、昨日のカラオケ大会の打ち上げ終わりまで私、車の事忘れてたんだよね~。
勿論その事を私に気が付かせてくれたのは鮎美だけど。
「どうするの?」
「どうしよう?」
鮎美に相談していると、そこにほらちょうど金田が登場!
タイミングいいのか悪いのか…………そんで困った事は「えいっ!」っとばかりに金田に!
聞けば鮎美はゴールデンウィーク後も、もう1日休みらしい。でもさすがに青森まで車を取りに行く程の時間も無く、送り迎えだけだったらOKとお願いする事にした。
金田も金田で「大丈夫。明日にでも車持って来ておくよ。」と…………え?って思う程簡単に引き受けてくれた。
そんなこんなんで鮎美様登場!
いや~本当にいろいろお世話になります。ありがたや、ありがたや。
約束通りに会社に送って貰い私は裏口から2階の営業課に出社。9時からの朝礼が終わり桜田さんと打ち合わせとなった。
「さ~て、黒沢さん。今日はどうする?」
もう新人にする会話の仕方じゃないよね?
「実は…………これからこれ出そうかと思って……………………」と私はカバンから退職届をチラッと出して見せた。
「………………………………え?」
「い、いやほら前に話した例の事あるじゃないですか。それにやりたい事あるんですよ、だから…………」
「はぁ?マジか?」
「えぇ、それに本社での事もありますし…………もう本社でも受理するって承諾も貰っているので。」
本社の事とはいきなり呼び出されてちょっとした…………いや結構大事になってしまったアノ事件の事だ。
その事は空港からの帰りに桜田さんには説明してある。
「はぁ~まぁ黒沢がいいならいいと思うけど、もうこの会社でする事は無いって事なんだな?」
「えぇ、後は桜田さんに動いて貰えれば大丈夫かなって。」
「え?何それ?俺に何させる気?ちょっと怖いんだけど?」
「そう思って第2回未来の会を企画しました!参加しますよね?」
第2回とは言ったけど1回目も突然したんだけどね。
桜田さんはブツブツいろいろ文句を言って来たけど参加する事になった。最後に「拒否権ってあるの?」
「無いですね。」
それから私は「では行ってきます。」と山田所長の所に向かった。
山田所長の所に行くと、本社での事をさっき朝礼の始まるちょっと前に電話で聞いたばかりだった。
聞いたけどどうすれば?みたいな感じだったらしい。
とりあえず本社での事を一から順に詳しく説明して、退職届を出した。そして何とか渋々受け取って貰った。
それから会社の決まりとかいろいろあるのを私は知っているので、山田所長に明後日から来ない事にして手続きを進めて貰った。
最後に「テレクラには気をつけてください!」と言おうかと思ったけど止めておいた。
今の私から言われたら驚くと思うから、それは桜田さんに任せよう。
山田所長に報告後いつもの様に桜田さんと営業周りに出掛けた。
その途中で富島道路の鈴木部長に15:00でアポを取り、第2回未来の会の企画を話に行った。
「おぉ~嬢ちゃん!聞いてくれ!南が帰ってきたんだ。」
会うなり嬉しそうに少し興奮しながら話して来た。余程嬉しかったのかいつもは仕事に私情を挟まない人なのにね。
「お疲れ様です。鈴木部長良かったですね、でもちゃんと家に入れて話を聞いてあげたんですよね?」
鈴木部長は仕事場だと思い出したみたいで
「あぁ~すまん。お疲れさん、まずは座ってくれ。」
「鈴木部長、今日はうちの黒沢が退社する事になりそのご挨拶に伺いました。短い間でしたが御指導の程ありがとうございました。」
と桜田さんが一応、仕事で来ましたよアピール。私もそれに習い
「鈴木部長、私事でありますが明後日で退社する運びとなりました。短い間でしたが御指導の程ありがとうございました。」
「………そうか、わかった。」
と、ここまでで仕事モード終わりかな。
「それで南さんどうでした?」と私が聞くと鈴木部長も桜田さんも肩の力を抜いて話始めた。
「あぁ、昨日夕方近くに何処かで泣いてきたのか目を赤くしてスッキリした顔で帰ってきた。……………………………………」
「……………え~とそれで?」
「ん?いやそれだけだ。後は一緒に晩飯を食べて風呂に入れて寝かせた。」
「えっ?他には?その、会話的なものは?」
「いや特にはないな。」
聞かないの?と不思議に思っていると、桜田さんが
「ん?どうした?父親なんてそんなもんだろ?」
そうなの?うちは小さい頃に父が亡くなっているからどんな感じかわからない。
「なんだ嬢ちゃんわからんか?親ってのはな子供が目の前にいるだけで、嬉しいもんなんだ。ただ悪い事をしたりした時には叱ってやるのも親の責任だが、南は帰ってくるなり『ただいま帰りました、今まで心配掛けてごめんなさい。』って真っすぐ俺の目を見て謝ってきたんだ。俺はそれで満足だ。後は詳しい話は妻が聞くだろうさ。」
そういうものなんだ…………私の父もそんな感じだったのかな?
何となく寂しい気持ちになった、南さんの事はこれから少しずつ家族で解決していくんだろうな。
読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字などありましたらよろしくお願いいたします。




