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BBQのお手伝い


過去に戻ってから20日目。


毎日神様からの振込は続き振込金額は合計200万になった。残金は150万だけど。

この前の飲み会以降お金を使えなかった。それもみんな鮎美のせいだ。


鮎美は飲み会の次の日から何かと理由をつけては連日に渡って俺に付き纏い(つきまとい)、この前の飲み会は何だったの?とかその人達とはどんな関係?とか飲み会のお金は何処から出したの?とかえらいうるさかった。


会社の先輩と〇〇〇会社のお偉いさんで、飲み会のお金はその偉い人が全部出してくれたと曖昧に答えてなんとか逃れた。


何とか逃れたのだが……………………明後日の日曜日に予定している鮎美の友達とのBBQに参加して手伝って欲しいとお願いされた。


そのBBQは鮎美が主催者らしくて何かの趣味の集まりらしい。どんな趣味なのかと何回も聞いたが人に言うのは恥ずかしい様な趣味らしい。恥ずかしい趣味なのに皆で集まるとかよくわからん。


それも今度するBBQは初の一回目らしい。まぁ、多くて10人って言うし仕方なく手伝い込みで参加する事にした。


でもさ……………………


「なぁ?鮎美さんよ?BBQに行くのに俺…………「あぁ?何回言えばわかるの!俺じゃないでしょ?もう一回!」」


「えぇ~と鮎美さん?BBQに行くのに私のこの服装は可笑(おか)しくないですか?」


「はい!可笑しくありません。」


「いや絶対可笑しいって!って言うかどっからこんな本格的なメイド服持って来た?」


「それは私の友達のそのまた友達のその友達から。」


「それはもう知らない人と言っていいレベルだよね?」


「友達の友達はみんな友達だよ?知らないの?」


「ん~~~何か聞いた事ある様な………ない様な…………」


そんなんで市内の上流の川沿いにあるBBQが出来る場所にやって来ていた。

木々に囲まれて気持ちいい。


ここでも金田が登場した。さすが企画制作会社の社長、この企画を鮎美から任されたらしい。資材の搬入から物資の調達も全て金田が手配したらしい、コイツ偉い凄い奴になってた。


なんの趣味の集まりなのかわからんBBQへ仕方なしに参加すると……………………ほら!鮎美さん?みんな普通の服装で俺だけですやん。一人コスプレとかそりゃ目立ちますやん。俺めっちゃ見らてれるし、何か10人以上いるし、恥ずかしい趣味の集まりって聞いたけど俺だけ恥ずかしいとか酷くない?


こら!金田写真撮らない!え?カメラマンも頼まれた。

ならいいのか?ん?


2時間程のお酒の入らない平和なBBQだったけど、何故か俺は鮎美と二人でみんなに飲み物を注いで歩いたりした。最後は記念に!とか言われて握手会みたいに俺の前にみんな並んだ……………………何の記念?


最後にフィルムが余ったと金田が言ってたのできわどいポーズで数枚だけ無理やり撮らせた。金田の奴顔が真っ赤になっててうけた。


そんな日曜日だった。

結構コスプレも楽しいかもw




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





鮎美視点




飲み会の事が気になった私は連日に渡って優紀にしつこく問いただした。

すると会社の先輩と〇〇〇会社のお偉いさんと普通に食事しただけと言い張るのだけど、何か隠している様な気がして怪しい。


以前は人見知りな部分があって親しくなった上に少人数での集りにしか参加しなかったのに、あの自己暗示で凄い変わった。


もしかして今なら…………


「なら今度私のBBQに参加してよ!」


「ん?別にいいよ。」


あれ?あっさりOK?嘘!


「ちなみに私が主催者だから手伝いもかねてね。それで参加人数は………【いきなり多いとダメよね。】10人ぐらいかな。」


「ふ~ん。そのぐらいならいいんじゃない。」


………あまりにもあっさりと念願だったファンクラブ主催の第一回BBQが決まった。


ならついでにあの企画も…………

鮎美の思考は高速で回り始めた。



あの企画とは、ファンクラブで『姫』に着せたい服ランキングを以前したのだが、その時の結果は…………


1位ーーーーー「ドレス(お姫様バージョン)」

2位ーーーーー「ドレス(女神様バージョン)」

3位ーーーーー「水着」

4位ーーーーー「メイド服」

5位ーーーーー「着物」


1位と2位は僅かの差でお姫様バージョンが勝った。

3位はファンクラブの大半が男性のせいだろう。


そしてこの企画にはまだ続きがあった。


それはランキングで着せたい服をみんなでお金を出し合って買おう!

注意(着て貰えるかは運次第!)


ホームページにて金額を載せて、毎週一回どのくらい貯まったかを表示した。

先週の時点では…………


1位ーーーーー姫様バージョンのドレスーーーーーー25万円---(12万2000円)

2位ーーーーー女神様バージョンのドレスーーーーー20万円ーーー(9万7000円)

3位ーーーーー水着ーーーーーーーーーーーーーーー3万円ーーーー(達成!)

4位ーーーーーメイド服ーーーーーーーーーーーーー8万円ーーー(達成!制作依頼中!!!)

5位ーーーーー着物ーーーーーーーーーーーーーーー15万円ーーー(7万1500円)


姫様バージョンのドレスの制作依頼となるとウエディングドレスとほぼ同じ様な金額になった。

女神様バージョンのドレスも同じ様に高額なのだが質素な作りになる為少し安くなるらしい。

水着は好みの問題もあったが、本人に着て貰える可能性が低い為実現は無理だろうと誰もが思っていた。

そんな中まさか一番実現に近かったのがメイド服だったとは……………………

秋葉にあるメイド服の専門店に制作依頼をして出来るまで1ヵ月。そう昨日出来てきたばかりなのだ。

ここまでずっと鮎美が『姫』の体型の変化に敏感に細心に注意していた理由でもあった。

鮎美だからこそなせる業である。


それを今回の記念すべきファンクラブ1回目のBBQの開催に合わせたらどんなに皆盛り上がるだろう。


姫様バージョンのドレスは成人式に着て貰う様に企画を練っているが、早めに作っておきたい。しかしまだ目標金額になっていない。


これでみんな「着て貰える!」とわかれば勢いは凄い事になるだろう。


私は3秒でこの結果に至った。


そこから少し…………いや私でもちょっと無理やりっぽいのはわかっていたのだけど、言ってみるもんだね。

案外簡単に優紀にメイド服を着せる事が出来た。


そのまま私の計画通りにBBQは進んだ。

優紀には悪いけど10人の募集に500人程のファンが手を上げたので仕方なく30人にまで増やした。

それでもかなりのブーイングが出たけど……………………

それでも優紀は逃げずにいてくれた。さらには握手会まで実現出来た。

優紀ありがとう!



その記念すべき一回目を他のファンにも見せる為に金田と私とで半々でお金を出し合ってカメラを買った。


そしてBBQが終わった時に「このカメラのお金は全部俺が出すから俺のでいいよな?」って言ってきた。


え?まぁ、いいよ。


って言うと思う?私が!


「金田!正直に話すんだったら今のうちだよ?あんたが急にそんな事言うとか怪しすぎるから!さぁ、吐け!何があった?」


私の優しい説得で金田は全部吐いた。

何でもBBQの様子をあらかた撮影して気がつけばフイルムが4枚残ったらしい。そこにちょうど優紀が来て「残っているなら私を撮れよ!」って言ってきわどいポーズしたのを撮ったらしい。

それを金田は秘密裏に自分の物にしようとした…………と。


()()()()ぼっしゅーーーーーーーー!」


「もう一回だけ!もう一回だけ見せて!」


「私が確認して見せても良さそうならね。」


「そ、そんな~~~~」


泣き崩れる様に地面に落ちた金田から問題のフィルムが入ったカメラを私は冷たく引き離し、実家の近くの信用出来るカメラ屋で現像して貰った。

出来た写真を見て私は思わず「エロっ!見えそうで見えないとか逆にすごっ!」

下着は勿論見えないギリギリまでスカートを持ち上げ足を出している写真と胸元の服ををギリギリまで引っ張って胸を見せている写真と優紀が自分でおっぱいを持ち上げ揉んでる写真だった。


この写真の存在をもしファンクラブの会員が知ったらどうなるんだろ?

危険だ!私が持ってるのも危ないかも……………………金田あんた何て物を……………………


その夜に、鮎美は悪夢でうなされた。


そして朝になり、金田にも1枚渡す事で同じ気持ちにさせようと心に決めた。






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