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信じる?未来のお話(前編)


さて恩返し1つ目は鈴木部長のちに社長だ。


その為に金田に依頼をしてみたんだけど見事に俺の要望通りに準備してくれた。頼んでいたお酒とかもう店に届けて置いてあるって言うし、やるじゃん。


その金田が予約の取ってくれた店は、俺も知ってるし未来でも人気のままの焼き物で有名な処だ。

牛、豚、鶏は勿論魚も旨い。

1階が居酒屋風で2階が個室の座敷になっている。


「あそこか~何年振りだろ。」


予約は7時。今からまだ1時間半も時間があるけど、どうしよう?

シャワーでも浴びてさっぱりしてから行こうかな。

そんで、旨い物を食べての一杯。格別だろうな~。←【まだ気が付いてません。】


そうして俺は()()()もなくウキウキしながら準備を始めた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





その頃、そのお店では…………


若い二人の男女がソワソワしながら会話をしていた。


会員番号742「ねぇ?マジで今日の7時に『姫様』くるの?」


会員番号259「だから何度も言ってるだろ!会長から直々に俺に電話があったんだよ!『黒沢の名前で予約取りたいんだけど、何とか取れないか?』って……………………黒沢って苗字は『姫』の事だろ?」


会員番号742「だって信じられないだもん。あの『姫様』が目の前で私が持って行った料理とかを食べてくれるとか…………」


会員番号259「いや、お前の前で食べるとかは無いと思うけど…………それに作るのは俺達料理担当だから!」


会員番号742「あまりに嬉しくって私。友達に言っちゃったんだからね。来なかったら何て呼ばれるか………わかるよね?」


会員番号259「……………………いや、実は俺も友達に……………………で、でも俺は二人だけだからな!」


会員番号742「わ、私だって……………………5人ぐらいだし……………………」


そんな二人が店内を見渡す。

現に自分達の友達とその友達らしき数人に見知ったファンクラブの会員がちらほらちらほらほらほらと………

その為、店は土曜日の開店したばかりにも関わらず満席に近い。


誰もが時計を気にしてソワソワしている。

異様な雰囲気だ。

そしていつもと違いお酒の注文がほとんど無い。どう見ても皆若い。

ある程度この状況を見て自分達のせいだとわかっているが、他の店員は違う。困惑していた。


「ねぇ?あなた達仕事中に仲良くお話してる所悪いんだけど、この異常な状況の原因分かる?」


会員番号259「…………も、もしかして有名人お忍びで来るとか……………………噂?」

会員番号742「そ、そう。噂です。」


怖い笑顔で質問する先輩店員に二人は曖昧に答える事しか出来なかった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





1時間後………………………………


さっぱりとした俺は鮎美の指導通りに化粧もしてみた。そんで服も清楚っぽいのをチョイスした、これでOKかな?

清楚っぽくしたのは少しでも話を信じて貰える様にと、ちょっと気を使った結果だ。

流石にスカートにはまだまだ抵抗があるので、キュロットって言うスカートみたいなのを履いて上は白いちょっとフリルっぽいのが付いたシャツにした。


まだちょっと早いけど主催者が一番先に行くのは常識だと思う。

そう思い俺は車に乗り込み店に向かった。飲んでも帰りは代行でも呼べば大丈夫だろう。←【まだ気が付いていません。】


車で向かう事10分。


目的の店の駐車場に来たのだけど、予想外に店の駐車場は満車だった。

土曜日の夜をちょっと舐めてたわ。

もう一度駐車場を一周してみると、丁度良く帰る車がいてラッキー♪

あれ?前もあんな車どっかで見た様な気がする…………ん~気のせいか。


無事に駐車場にも停めれたし、久しぶりの飲み会で俺は楽しみが一杯で店に入った。

すぐに横にある受付には店員はいなかった。忙しいんだろうな。


1階は居酒屋風なので店内の様子が入り口からでも見えた。やっぱり駐車場が満車だもんな、満席みたいだ。

何人かが俺が店に入って来たのに気が付いたのかこちらを見ていた。


ん?


え?


何?なんかみんなしてこっち見始めたんだけど……………………え?何か俺の恰好おかしい?

さっきまで話声とかで騒がしかったのに、何この静寂……………………

固まっている俺に店員さんが俺に気がついて来てくれた。良かった~


「い、いらっしゃいませ。すみません。今、満席でして少し待って頂く事になるかも知れませんが、何名様でしょう?」


「あっはい。予約を入れている黒沢です。」


「ご予約の方ですね、……………………はい、黒沢様ですね。2階の一番奥の松の間になります。こちらから靴を脱いでおあがりください。」


未だに何故か注目を浴びながらも俺はそそくさと靴を脱ぎ階段を昇った。

なんかめっちゃ恥ずかしいんですけど?


俺が2階に上がると先程の静けさが嘘の様にまた下では騒がしくなった。

なんだったんだろ?


店員に案内して貰い部屋に着くと、まだやっぱり誰も来ていなかった。

案内が終わると店員が


「ご注文はいかがいたしますか?」


「あぁ~皆が揃ったら呼びますんで。」


先に頼んで一杯やっててもいいかも?とか思ったけど、もう少しで来ると思うから止めておいた。

↑【まだ気が付いていません。】


今日の会社帰りに桜田さんが「俺が鈴木部長を迎えに行くけど、黒沢も乗せて行こうか?」

と言ってくれたが遠慮しておいた。

桜田さんも鈴木部長のち社長も待ち合わせ時間は守る人達だけど、ギリギリに来るのがわかっているから。


どちらも仕事人間だもんな~まぁ、俺もそうだったけどね。

今は余裕を満喫しているものな俺。お金にも困ってないし…………本当は仕事しなくても生きて行けるんだけど、過去に戻った時にはもう就職決まってる状態で初出社前日とか考える余裕の無いまま流れ的に仕事に行っちゃったからな。


でも……………………まっ、会社に行った事で恩返しをしようって目的も出来たしこれはこれでいいかな。


あれ?そう言えば上座に誰座ればいいんだ?

主催者の俺?ん?鈴木部長のち社長?桜田さんは違うし……………………

ん~~~~~~~やっぱり一番年上って事で鈴木部長のち社長を上座にしよう。


ちょうど7時になるかなって頃に廊下から足音が聞こえてきた。

おぉ、来たな。


さて信じて貰えるかな?







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