未来の方針
輸送艦:物資、人員を港から港へ輸送する艦。
荷物の積み降ろしは基本的に味方勢力圏内の港湾設備のある場所で行う。
揚陸艦:兵力を海上から陸上へ展開させるための艦。
揚陸艇で砂浜などに兵士、車両を展開させる
展開された兵力はそのまま戦闘することも考えられている。
揚陸艦のうち、空母に準じる航空機の運用能力を持ち、ヘリコプターによる迅速な兵力の展開と限定的ながら航空支援を行えるような艦を強襲揚陸艦に分類する。
補給艦は、他の艦船に対して燃料や武器弾薬を補給するための海軍の艦艇、
「もし、海運として我々の艦艇を使用するので有れば、この四種類位なら利用できるでしょう。」
「輸送艦はコスト的には、良いが港湾設備の無い状況では難しいな、補給艦もある程度の設備がいる。やはり初期は揚陸艦に物質を乗せたトラックや補給車を積み、現地まで輸送するのが良いと思うが、どうだろうか。」
「ええ、まずは信用を築き、金銭を稼ぎ、港の建設を行うのが良いと思います。強襲揚陸艦は、コスト的に難しいですが、護衛にイージス艦等を付けなくて良いのであれば、黒字になるかもしれません。」
「成る程、強襲揚陸艦は失った場合のリスクと、費用対効果から除外していたが、航空機のみが相手と考えれば、ハリアーⅡを乗せるだけで良いのか、」
「リスクを考えれば難しいでしょうが、この海が巨大な湖だと確認し、安全を確保すれば問題無いかと、」
「では、工作車両であの当たりを上陸しやすくして、都市までの簡易的な道路を敷けば良いのか、」
「まあ仕事がなければ意味がありませんが、」
「確かに、これが獲らぬ狸のなんとやら、」
「ですな、」
「「ハハハ」」
厳つい、おっさんと、そのボスである私は、海の見える酒場で、テラスに座りながら、軽く話していた。
『武田・一馬、41歳、N国海自出身、元准尉
海軍・指揮官
自身の実力が正当に評価されてないと感じ、今の組織に入る。性格は向上心が高く、現実的な見方しかできない。』
少し前の話で、空母で、護衛の兵を集めた人だ、やはり初期から海軍・指揮官であり、日本人の私と同じ、N国人だからと言うのもあるが、彼とは馬があい、こうして酒を飲みながら笑っている。
「この海域を支配して、我々の国をつくろうじゃないか、」
「できたら私は海軍大臣ですかな、」
「では大統領にでもなって、みるか、」
「「ハハハ」」
そんな戯れ言を喚いて、騒いでいた。
「あー、引きこもりのおっさん、」
がくっとなった、確かに説明の時に、孤島に引きこもっていたって言ったけど、
「あそういう嬢ちゃんは、ルック航空会社とこの、雑用?」
「パイロットだ、」
それを聞いて、一緒に酒を飲んでいた、彼の方を向き、彼女を指差して一言、
「だってさ、」
彼も、海軍・指揮官として、連日の対応に終われていたせいか、心労がたまっていたのだろう。かなりのお酒を飲んで、酔っていた。
「その様には見えませんな、」
等と言い、私と一緒になって、笑う。
「お前、オレをバカにしたな、」
そう言って地団駄を踏む彼女を見て、さらに笑う。
「まあまて、私の国のことわざに、能ある鷹は爪を隠すと言う。きっとすごいパイロット何だな、いなかったけど、」
「えへへ、そうだ、オレはすごいパイロット何だぞ~、ってあのときいなかったのはな、空賊の第一波を追撃してたら、急に磁気嵐にあって、無線が使えなくなったんだよ。」
電子戦機、イージス艦、念のために妨害電波を出しながら飛行船に接近した。隣の武田君も同じ事を考えたのだろう。ギギギと、古い扉が軋むように、ゆっくり顔を見合せ、人差し指を口の前に立てる。
「二人して、どうしたんだよ、」
「ははは、内緒だ内緒、そうだ、いつまでも引きこもりのおっさんじゃ困るから自己紹介だ、民間軍事会社スカイの社長、物語・整備よろしく、」
「同じく、民間軍事会社スカイの海軍指揮官、武田・一馬、」
「オレはルック航空会社、飛行隊エースパイロッ……」
「レイナ何やってるの、」
おや、知り合いかな?
「へえ、嬢ちゃんレイナって言うのか、」
「あら、そちらはスカイの皆さん、」