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もしもクソ客とメンエス嬢が入れ替わったら恋愛に発展するのか  作者: ino(小説家セラピスト)
第2章 入れ替わり後
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21話 タナカの悩み

「ところで……

気になった事があるんだけど、質問してもいい?」



タナカの姿をしたヒナが少し遠慮気味に尋ねた。



「なんだよ。許可求めなくても勝手にすればいいよ」



そう、ヒナの姿をしたタナカが答えた。



「分かった……

あの……おかしいのよ……それが……」



「ん、何が?早く言えよ」



「たたないの!入れ替わってから1回も!朝起きても元気ないし、いやらしいこと考えても全然だめ」



「あー、バレたか……てか、おまえ何考えてんだよ」



「え?タナカも知ってたの?」



「当たり前だろ!自分の身体なんだから」



「え、でも、私を襲おうとした時は凄かったよ?」



「あー、あれは薬のおかげだよ……」



「え?そうなの?じゃあ病気って事?」



「まぁ、そういう事だな!けど歳取ったら元気なくなる人も多いと思うけどな……」



「ふーん、男って大変ね」



「まあな、別に死ぬ訳じゃないし、いざという時に薬飲めばなんとかなるし、老化みたいなもんだからお前は気にしなくていいよ」



「ふーん、分かった……


けど、なんかどんな感じかせっかくなら体験してみたいなって思ってね」



タナカの姿をしたヒナがそう照れくさそうな笑顔で言った。



「はぁ?バカなの?勃起したって特に何も起こらないぞ?ただ、固く大きくなるだけ!」



「そうかもしれないけど、女子のままだとそういうの体験できないし、メンズエステで働いてる時から男性の身体って面白いなって思ってたんだよね!こんなに豆粒みたいに小さいのが倍以上に膨れ上がるんでしょ?凄くない?」



「おい、さりげなく俺のアソコの小ささをけなすんじゃねーよ」



「え?バレた?ハハハ」



「あ、でも、1人でする時は勃つから、シコシコしてみたら多分勃つぞ?」



「え?それはひとりエッチってやつだよね?ちょっと触るのは嫌かなー。汚いし……」



「はぁ?酷いやつだな……

じゃあ俺も1人でしていい?」



「絶対ダメ!私の大切な身体に触らないで!」



そうヒナは強く注意した。



「えー、定期的にしないと溜まらないの?

お前は自分ではしないの?」



「んー、たまにはするけどー、あんたには触ってほしくないの!


キ モ チ ワ ル イ !


別に1人でしなくても溜まらないから安心して!」




こうして、タナカのスモールタナカが立たない問題は一応決着がついた。




その晩、2人はそれぞれお風呂場でこっそり1人でしてみるのだった。




当然その事はお互いに知ることはなかった……




閲覧ありがとうございます。

Xのフォローもよろしくお願い致します。

@ino_shousetuka

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