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もしもクソ客とメンエス嬢が入れ替わったら恋愛に発展するのか  作者: ino(小説家セラピスト)
第2章 入れ替わり後
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14話 初夜!?

泣いているヒナを置いて、タナカはコンビニに買い出しに行く事にした。



タナカは現在入れ替わっているのでヒナの姿である。



自分の家の周辺を歩き回るだけだから堂々とできる。



「はぁー、これから先どうしよう……」



1人でいるとつい本音が出てしまう。




しばらくして、タナカはコンビニで食料などの生活必需品を買って戻った。



「メシ買ってきたぞ!」



ヒナは泣き止んでいたが、元気はなかった。



しかし、何時間も食事を摂っていなかったのと疲労のせいで空腹になっていた。



無言のまま、お腹の空いた2人は食事を摂ることにした。



一旦元に戻る事を諦めた2人は、入れ替わった状況で生活していく事を考えた。



「今日はとりあえず2人ともここで泊まろうか」



そうタナカが切り出した。



「そうね」



ヒナの姿をしたタナカが出ていくのは変だし、タナカの姿をしたヒナが出ていくのも可哀想。


2人で一夜を共にするのは自然な流れだった。



「今日は疲れたから先に寝るね」



そうタナカが言うとすぐにヒナが返事をした。



「え、待って、メイク落としてよ。他にも寝る前にやる事あるんだから」



「え!?顔洗ってこればいいの?」



「お風呂も入って欲しい」



「メンエスでシャワー浴びてるだろ?」



「髪の毛も洗って欲しいの!」



下手に逆らうとヒナの機嫌が悪くなる事を予想して、タナカは渋々ヒナに従う事にした。



「分かった」



「私が全部やるからあんたは大人しくしてればいいよ」



その後、タナカの姿をしたヒナが、ヒナの姿をしたタナカをお風呂に入れた。



タナカ(ヒナの姿)は目隠しをされてお風呂に入った。



寝る前のルーティーンは1時間以上超えた。



タナカは特に何もしていないが、ただただ女ってめんどくさいのだと痛感した。



その後ようやくタナカは就寝できた。




タナカの姿をしたヒナも、その後ヒナのルーティーンを繰り返して就寝した。



初めての2人の夜だったが、微妙な雰囲気で、入れ替わった初日という事で、当然何も起こらなかった。




ちなみに、2人とも疲れのせいか、慣れない身体のせいか、爆音のイビキをかいていた……






閲覧ありがとうございます。

X(旧Twitter)フォローもよろしくお願い致します。

@ino_shousetuka



2023年ありがとうございました!

続編は来年1月の予定です。

良いお年を!

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