千尋の尊さ
「あー、ダメだ、行き先が見つからねぇ」
とぼとぼと歩く俺の足取りはさっきからとても重い。
「ダメだー、千尋がいないと死ぬ。」
そう思って俺は千尋に送ろうとして…
『修にぃちゃんやっほぉ』
あー、待って。千尋から先に来た。天使かなマジ。一生千尋だけを推すわ。
『千尋愛してる』
あ、深夜テンション入ってるわ。1時だけど。
『私も愛してるよ!修にぃちゃん!』
はい、来ました。俺ちょっと天に昇ってきます、じゃなくて。何でこんな時間に起きてるんだよマジ。
『後ろ!』
は?ウシロ?
「やっほぉ、修にぃちゃん♪」
「いや、幻覚でも見てるのか俺。マジで本物の千尋?」
「妹の顔忘れたってことかな?」
なるほど、此の可愛さ紛れもなく本物のエンジェルシスター千尋だ。
「んで、どうしたんだ」
「修にぃはほんとは強いんだよって言いに来たの」
「千尋…」
その一言を言うために来てくれたのか、やっぱうちの妹天使だ。にしても可笑しいな。俺が強いとかまぐれでもない限りあり得ないと思っていたが。
「パパの能力で制限されてたの」
なる、は???いや、親が子の邪魔してたん?
「パパと修にぃの能力は相性が悪かったの」
親と子は似るってことわざは嘘だったんだな。
「そんだけ!」
投げキッスして千尋は瞬間移動した。
投げキッス?あ、待って、尊死。あ、待って。本当にたお…
俺は妹が好きすぎてぶっ倒れたらしい。
あ、このにぃさんダメだ、妹に恋してね?()




