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ごみのような初恋

作者: Riku56410

好きな人ができた


小学3年生の夏


いじめられていた私は


優しくしていた彼に恋に落ちるにはあまりにも簡単だった


いつも周りに友達がいる彼と


いつもひとりの私


いつも明るい彼と


いつも暗い私


家族にたくさんの愛情をもらっている彼と


家に帰っても誰もいない私


全てが違う


分け隔てなく人に優しく接している彼が


あまりにも素敵で


あまりにも眩しくて


尊敬をしていた



愛していた


軽い愛情なんかではない


重くてどろどろした憎しみにも近い愛情


純粋な愛情


中学校に入学して全てが壊れた


いじめてきた人達が私が彼に好意を抱いていると察した


私名義でラブレターを書かれた


私は彼に思いを告げることは絶対にしたくはなかった


私のような女からの愛情ほど鬱陶しいものはない


しかし、期待をしてしまった


彼ならちゃんと誠意を持った行動をしてくれるだろうと


期待をしてしまったんだ



翌日、そのラブレターはびりびりに破かれて


黒板に張り出されていた



もう二度と人を深く愛さないと誓った


6年間の私の純粋な愛情は


男の人に対する憎しみに変わってしまった


人間を信じることなどできないほど


ズタズタに私の心は引き裂かれてしまった



そんな私の絶望を見て彼は声を上げて笑っていた


私の人生全てを変えた


わたしの初恋

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