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ビークル戦記  作者: ビークル
3/3

戦いの前触れ

抽選日後の青氣一家は少し別の空気が漂っていた、なんせ身内が集まり話が始まるのである。

 抽選はどうでしたか?

 そうだね、知っている人が三四人いた、その中で舞と江口と多分学生の頃の同級生だった、名前は思い出せないわ。

 この家庭は上級クラスの賞金を手にしたよ、三億円と二百万、それと取引チケット三枚

 それは一括で入るのか?

 そうだよ、一括で入るよ。

 そうだ、パンフレットを頂いたよ。

 パンフレットには武器の購入表や道場の表記欄があり、詳細まで細かく書いてある。

 一番高いグレンナード大河殲滅機は少なからず、一機で五十億するのだが、チケットで一応交換可能だ。

 しかし、このグレンナード大河の詳細の一番下に書いてあることが引っ掛かる。

 あの千代の先祖を皆殺しにしたと言われる最強のガラス砲は、使い方次第で半径百キロメートルを破壊し、弾薬のリロードには手間がかかる、それを可能にしたのは、テロの様な行動であった。

 この文字を読んでも想像は出来ず、誰が、誰に使ったのかも不明だ。

 青氣の叔父が言う。

 私は国性派の町だから、なんとも言えないが、この戦いでの鍵を握るのは、多分個性派が重要だろうて、この書類だけで決めるのは危険かと思う。

 確かに、その言葉通りで、まず、読めない文字が多いのだ。

 この文字の堅物を考えてみても、写真に乗るあらゆる武器を見てもわからない事だらけだ。

 そして、青氣家は情報集めをするのだが、とは言えど、この家系は素人であり、能力者の一人もいないし、金がいくらあっても足りないと思える、あらゆる全財産をかき集めても少なく、どうする事も出来ない。

 そこに、酔っぱらいのおっさんがやって来た。

 おーい!

 何でしょうか?

 お前らは個性派か?

 親父に変わると、おっさんに言う。

 何の用ですか?

 手紙を入れておくから、勝手に見やがれ。

 手紙を取りに行くのだが、嫌な予感がする事を六歳の娘が言う、そして、親父に郵便受けに行かないように言った。

 酔っぱらいのおっさんは扉を見て睨むと、早く出て来いと殺気漂う。

 酔っぱらいのおっさんは腰にあるリボルバーを手にかけると、仲間三名もハンドガンを握る。

 青氣家はカーテンを閉めると、警察に電話を入れる。

 その頃、酔っぱらいのおっさん率いる強盗団の一人風読が言う、風が切れた、引き返すぞ!

 強盗団は舌打ちすると笑い乗用車に乗り込む、そして煙草を吹かすとその場を去る。

 数分後警察隊が突入し、強盗団の事を知る。

 実は、別の町では個性派だけの町が有ったんですが、強盗団に壊滅させられました、しかも、たった今入りました。

 その強盗団は旧師と言う団体と首取という二つの強盗である。

 酔っぱらいのおっさんが旧師のアジトへ向かうと、旧師の三幹部江口潤がいう。

 お前、金を入手してきたか?

 いいえ、勘の良い一族だった故にね。

 風読に振ると、江口が言う。

 次は奪えるのか?

 いつでも歓迎でございますが、次もまた同じ所じゃ危険が着くかと。

 ああ、次は舞真と言う一族を狙え。

 さようでございます。

 江口が言う、それと風(風読)は置いて行け。

 風読は椅子に座りると、目の前の水を飲みこむ。

 お前の予想では、この町を支配できるか?

 百無理です。

 そっか、ならこちら側も本気の体制を整えるぞ。

 御意!

 一方で、国政大会議での話し合いで、旧師と首取を壊滅する形へと進むのだ。

 第三話完結


 おまけ、ここからバトルが始まります、しかし、お勧めはしません。

 ベタなので。

 

 今日のキャラクター 

 青氣純菜(六歳)青氣家で一番気が強く、危険な事を察知する事に長けている。

 今後はキャラクター紹介をしていきます、ダメなところは言っていただければ幸いです。

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