戦争の準備①
戦争が始まる十三年ほど前に、赤紙の記入欄には2個の記入欄と、説明文が書かれている。
個人派にするか、国際派にするかの記入欄だ。
個人派なら、第二の記入欄を埋めなくてはならない。
第2個目の記入欄には、核家族で最大1人を兵隊として迎えることになる。
しかし、2人目や3人目を連れていくのには、一つの利点があった、それは個人派ならではの優遇であり、数が多いほど優遇されると書かれている。
しかし、誰も優遇される内容は知らないし、まだ国の方でも曖昧なのだ。
そして、この個人派には絶対首と言う、絶対に行く人と、副賞と言う、絶対首が出れない時に、出るべき人を決める。
問合せ欄には、役所での説明が書かれていたが、青氣の両親は取り敢えず説明を聞く事を決める。
役所には結構な人がいて、説明を聞くのだが。
役所の人間は、案外地位の低い者であり、そこまで説明が出来ない状況でした。
そして、薄々な説明を聞き、その場を去るのだが。
車の中で話が始まる。
俺は戦争に行くが、その時は子供をよろしくな。
しかし、敵の情報が何もわからないし、この制度のどちらを使うかも悩むよ。
そうだ、色んな人に話を聞こう。
父親は、仕事の同僚や地元の仲間と話をし、母親はママ友や地元の仲間に話を聞くのだが。
大半が国際派を選ぶかもと言う。
しかし、そこに舞真家(舞神家)の父親だけは言った。
俺は、個人派を取った、なんだか、こちらの方が悔いがないから。
そして、舞真家の母親に言い寄られる。
今日さ、少し時間ある?
時間は本当は無いですが、少しなら有りますよ。
それなら、ウチの身内がやるインチキ占い師が居るんだけど、当たる時は、かなり当たるんだ、一応だけど占ってみない?
金なら出すし。
舞真と青氣の子供は姉と次男共に仲が良く、よく遊ぶ仲な為に優遇されている。
なんだろう、話に乗ると、占い師のいる場所に向かった。
占い師の居る、占い師の集まる所へ向かった。
そこには、今の状況を考えている者達が溢れているのだが、そこを通ると、細い通路を通り、右側の鉄階段には、占いと書いてあるが、誰もそこには行っていない。
階段を登ると、シンプルな占い師の建物があった。
新たな惑星が生まれる時、私は占い師の顔付きになる、そこの惑星の未来がわかるのだから。
太陽のお尻がこちらを向いた時、私はこの世を見据える、そうだ、お客さん、私は今日がその日だ、運が良いな。
そして、この戦からは、誰も逃れる事ができない、そう、絶対にこの戦は始まるが、それまでに準備が出来る。
私はこう思うよ、この戦は全国を震えさす展開へと変わると。
そして、この世の中に新たな生物が生まれるだろうと。
お、あなたの一族を辿ると、絶対に国際派は辞めといたほうが良い、個人派であり、4歳の息子さんを記入する事、後は〜娘さんは記入しない事。
あ〜そうだ、あなたの様な方は珍しいよ。
そして、そちらの舞家はご自由に。
占いから出ると、謎の男と青氣カエデがぶつかる。
気を付けれよ!クソあま!
そして、少しストレスが溜まりその場を去ると、占い師の元に今の謎の男が入る。
やぁ〜あ!!
占い師は驚く。
さっきの人より何倍も凄いオーラを感じますね。
青氣は一族で誰にするかを決めるのだ。
1人目候補は父親、2人目は4歳の息子を書いた。
赤紙のを国に送ると、その翌日に手紙が届く。
ご返事ありがとうございます、軍資金は抽選で決めたいと思います、早くの返事にはオープションとして一千万の軍資金を追加します。
明日に抽選結果を送りしますので、お手数ですがもう一度郵便物を見といてください。
その頃、ホームレス狩をする少年のマカが言う。
これから戦争が始まるらしいな、どうせ俺とか行かなあかんねんやろな〜
その為の練習と思え!!
ホームレスは怖がり蹲る所に、占いに居た謎の男が現れ、ホームレス狩の鉄パイプを掴む。
なんだ?おっさん?俺らになんか用ですか?
お前らに要はない、そこのおっさんに用がある。
ホームレス狩りの赤松が後ろから鉄パイプを払うと、謎の男は避ける。
そして、謎の男が言う。
お前らじゃ勝てないよ。
あ?ならやってやるよ!
謎の男はマカ以外を瞬殺の様に倒すと、マカは傷だらけながら、何度も立ち上がる。
謎の男は、マカの根性を見て笑うが、謎の男も時間が無く、一瞬で気絶させた。
そして、ホームレスの目の前に行くと、ホームレスに言う。
これから、ビッグビジネスをするんだが、お前手伝うか?
第二完結