第9話:始まりの戦い
そこは恐ろしいほどに九州の最南端だった。
「おいおい、一歩後ろはもう海だ。」私が言う。
「仕方が無い。運だ。」藤田が言う。
「おい、不利だ。」
「何故だ。」
「逃げるところが無い。」
「前に行けば?」
こいつ、海に見とれてやがる。
「前に敵5人居るからよ。」私が言う。
まさしく。でもSATの仲間ではない。装備が・・・・。いきなりSATを全滅させた武器が来たーーーーー。
デグチャレフーーーーーーーーー。にバレットM82だーーーとーーーー!死んでるーーーー。
で藤田は・・・・。
うっそーーーーー。うみにしずんでるーーーー。
「ふっ。自殺しやがったか。まぁいい。お前を殺せば済むようになったんだから。とりあえず死んでもらう。」敵の一人が言う。そして敵全員が私に銃を向ける。
もう終わったよ。始まってから数分だろ。まぁそんだけ運が無かったたんだ・・・・・・。
パシュ
敵の右の一人がこめかみを撃たれる。横を見ると藤田がAPS水陸両用銃に消音機を付けて撃っていた。
サンキュウ、藤田。
私はすぐさまAK-47を実体化する。全員気が藤田の方に行っている。そして全員海に向って撃つ馬鹿である。
海に普通の銃を撃っても海に弾が入るときに人間に当たっても害は無い速度になる。しかも藤田が海に入っているおかげで地上から見ると光が海で屈折して像が現実と違うところにできてそこに撃っても当たらないわけである。
私はAK-47をフルオートで連射。かくして最初の犠牲者が生まれた。