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日本戦闘   作者: 真波 亮太
第2章:川西の教育ー第1節 始まりの教育
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第38話:始業式

 小田原中学校・高校の前で


「さっさと来い、えりか、最初の始業式に遅れるだろ」

「なんで始業式を見るの」

「みてみないとどんな学校か分からないだろうが」

「へーい、スイマセンでした」


 そうして小田原中学校・高校の体育館に入る。

 高校の始業式はもう終わっている。だからここに集まっているのは中学生だけだ。

 そこで川西が見た光景はある3年の組が地獄だった思う。

 そう3年6組だ。

 いらだって川西がこの光景を隣の先生に聞いて見る。


「なんで3年6組がばか者扱いされてるんですか」

「だって、この学校は成績第一なんですよ。そして3年6組はその下を集めたクラスなんですよ。そんなの馬鹿にされて当然じゃないですか」


 なんだ、この学校は、いかれている。能力の一つでもあの6組に預けさせたい。


 そう川西が思ったところ


 コレは先生としてきてるんじゃなくて軍としてきてるんだ。暗殺の方法を教えよう。(人は戦争でしか殺させないけど殺気で人を黙らす方法)


 それを川西が思い出した。


 そうして始業式を我慢して6組の生徒について行った。


「へぇ、ここが職員室なんだ。使わしてもらおう」


 そうして、ドアを開ける。


「おはようございます」

「うひゃ」

「どうしたんです」

「お前がフロン人間か」

「はい、そうですが」

「驚かすな」

「で連れは」

「もうすぐ来る」


 ガラガラ


「鋭ちゃん、ってうひゃ」

「何や、えりか、何かってうひゃ」

「全員驚いてんじゃないか。で紹介する。先に驚いたのが松本えりかで次に驚いたのが成清凛」

「「よろしくお願いします」」


 えりかは


 普通の人間の形だな。年は若い風にみえるけど


 と思った。


「で、こっちがフロン人間だ」

「フロン人間は止めてください。小野です!」

「ああ、ごめん」

「じゃあ、生徒の所にいって紹介するか」

「ええ、もうすぐその時間が来るしな。っていうかお前日本人だったんだ」

「米国に拉致されてこうなったんですが俺は自分の人生が面白かったり誰かのためになったりすればそれで構いません」

「そうか」


 ちょっと職員室が感傷に浸る


「では、気を取り直して行きますか」

「おまえは5教科でなおかつ私が担任でいいよな」

「ええ、担任は実質上は私ですが」

「まあ、いいんだ。じゃあ、小野だっけ、行くぞ」

「はい、分かりました」


 キーンコーンーカーンコーン キーンコーンーカーンーコーン


 そうして最初の1時間目のチャイムが鳴った。


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