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日本戦闘   作者: 真波 亮太
第2章:川西の教育ー第1節 始まりの教育
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第37話:二章の序部②

 川西達が長官室で長官と話していた。


「私らを呼んで何の用や。長官」

「いや、急用が出来たんでね」

「その急用とは何ですか」

「簡単に言うとフロン人間がここに来て日本をオワラセルと言った。但し条件を守れば日本は壊さないと」

「その条件とは何ですか」

「1年間教師をやらせること」

「何故そんな要求を」

「そいつは実は教員試験を失敗して教師になれてないんだ。そこで、死ぬ前に夢を叶えさせろと」

「で、その件について私達が何か関係してるんですか」

「そいつにはその期間が終わったら殺してくれ。その実行役を頼みたいんだ。で、生徒を守るのと」

「その件については引き受けましたが、いつから」

「始業式だ」

「で、どこでその事をするんですか」

「神奈川県学校法人井上小田原中学校・高等学校で中学校の3年6組のクラスだ。まあ中高一貫だから高校生に刺激されて他の公立の3年よりかは成長してるだろう」

「で、そこの学校ですることは分かりましたが住所は」

「そこの本校舎で聞いてくれ。あっ、ちなみに生徒に暗殺をやらせても構わん」

「なぜです」

「一番絆が深まるのが生徒だろうと思うからだ。まぁ、そこらへんは君が決めてくれ。鋭。であと、いつでも殺せる時は殺していいぞ」

「分かりました。では始業式はいつ」

「明日だ」

「明日!?」

「そうだ」

「分かりました。そいつとは学校で落ち合うのですか」

「いや、そいつは国家機密だから多分教室の中になるな」

「で生徒は始業式に出るんですか」

「当たり前だろ」

「いや、うちの入った学校はそうではなかったので」

「何か言ったか」

「いえ、何も言ってません。では失礼します。お前ら、出るぞ」

「「はーい」」


 川西達はそういって長官室を出ました。


「お前らいまから家かえって用意だ。用意」

「「はーい。分かりました」」

「鋭達はいいなー。私は大阪やから引っ越さなアカンやんけ」


 そうです。えりかは新横浜の駅の近くに住んでいますから。


「「何か言ったか」」

「いや、何も言っておりまへん。では早速家帰って引越しの準備しないといけないしここで失礼します」

「はい、いってらっしゃい」


 そのころ長官室では


「こいつらが一緒だ。名前は右から松本えりか、川西鋭、成清凜だ」

「この人たちが一緒ですか。楽しみでですね。」


 男の大人にしてはソプラノかかかった声で長官と話すやつが言う。

 まあ、こいつが国家機密だから。

 フロンを飲んでるので気体の性質の攻撃は出来る。

 飛ぶとか速く移動するとか空気で銃の弾を跳ね返すとか。


「まあ、対お前物質のものは作っているからな。殺せる時は殺していいと言ってある」

「別にいいですよ。長官」

「お前は生きられないよ。最終フェーズは用意してあるから」

「別にいいですよ。長官。その人生が楽しめたりその生徒のためになったりでもすればそれで俺はいいんです」

「で、お前はもう行かないといけないんじゃないのか」

「もうこんな時間でしたか。では失礼します」

「では」


 そういってフロン人間は出て行った。

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