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日本戦闘   作者: 真波 亮太
第1章:Dai After SAT World
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第24話:戦争直前

 私はPGM ・ウルティマラティオ・へカートⅡと995式自動小銃を選びました。

 PGM ・ウルティマラティオ・へカートⅡとはフランスが作った対物ライフルです。口径は12.7mmで使用弾薬は12.7x99mm NATO弾です。そして、ボルトアクション方式なので撃って再装填するときはコッキングレバーを引いて再装填しないといけません。そして最大射程距離は2㎞超です。あと、へカートはギリシア神話の女神ヘカテーを指します。

 なぜ川西はこれを選んだか。そう、CS LR5みたいに最大射程距離が7kmという物もあるのに。

 理由は7kmもの狙撃をあまりやらないから。(開けたところでしか出来ない)とこの銃はHELP弾(榴弾と焼夷弾と徹甲弾が組み合わさった弾)が撃てるからです。

 そして対物ライフル最大の特徴は「掠めただけでも瀕死の状態になる」ことです。

 普通の5.56mmNATO弾とかだと弾の口径が小さいのであまり被害は受けませんが、対物ライフルから出た弾はいわば巨大竜巻みたいなものです。それが掠めると・・・。どうなるかお分かりですよね。

 その範囲の肉が削られます。この現象が「グロイ」とか「残虐だ」とかといわれるようになったのでこれを国連で「戦争では使ってはいけない」とされましたがこの世界は別です。死後ですから。

「まぁ、弾数は安心して。こっちがマガジンを切れたと思ったら送るから」

「了解。でエリカは」

 エリカは安定の88式自動狙撃小銃と95式自動小銃ですね。

「あなた達、新世紀の銃は使わないのね」

「はい」

「じゃあ、片付けるわ」

 そいつは手をショーケースの上に置き何秒間か目を閉じてから下に押す。すると、下に収まった。

 下を見てみると

「えぇ、元の草地に戻ってる!!」

「ええ、だって、あのショーケースごと総監府に送ったからね」

「はあ、総監府の人って何でも出来るな」

 ひだりを見るとショーケースの前で立ち尽くしてる藤田がいた。

「何してんだよ」

「重機関銃はないのかなって」

「あるわよ」

 その女が指を刺す。するとその段にあった。

「お前はめくらか!!!」

「見てなかった」

 そこでふとある疑問を抱く

「ばくだんとかガソリンとかはどうやって」

「バクダン?ガソリン?」

 どうやらこの世界には無いようだ。

「いや、なんでもない。とりあえず俺達はどうすればいいんだ」

「そこで待ってて」

 女が

「こちらC1完了しました」

「了解。4人を転移させる」

 そしてその女が

「じゃあ、いってらっしゃい」

 そうして私達はあるところへ転移させられた。

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