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日本戦闘   作者: 真波 亮太
第1章:Dai After SAT World
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長編・2

 川西がステアーIWS2000にAPFSDS弾を装弾しました。

「じゃあ、まずは一発目」

 ドォン

 IWS2000から放たれた弾は外側の皮がめくれ、中身が出て、そこからまず一人目の心臓を貫きながらも速度はあまり落とさずに2人目の左肺を貫き、速度は2人目よりも落ちたものの、3人目の心臓を貫き、4人目の心臓で止まりました。

 藤田等川西以外の人は驚きました。なぜなら人が4人一気に倒れたのですから。そして使っているのが中立なはずのオーストラリアの銃なのですから。

 敵側も当然混乱しました。そして、その中には逃げ出す者も。

「総攻撃はじめー」

 こちらが総攻撃を始めました。

「何だ、あれは。オーストラリアは中立じゃなかったのか?」

「いや、やっぱりオーストラリアは中立を守っている。ってことは考えられることはただ一つ」

「「戦争が始まる前に買ってきていたものを使った!」」


「ばれたかな、あの二人に。撒かれたらあっちの士気が上がっちゃうから殺ろうか」

 聞かれていたらやばかった言葉と同時にバレットを取り出して構えました。相手は壁に隠れているのですから。

 そして、スコープを覗いて照準を合わせてから

 ドォン


「じゃあっ!・・・・」

 急に今まで話していた奴が倒れました。頭から血を噴出しながら。

「うそ、壁越しに射さっ!・・・。」

 そうして川西のオーストラリアに関して知っている奴らが死にました。


「よし、死んだな」

 川西はスコープを覗きながらいいました。

 敵が壁に隠れながら撃ってきています。

「じゃあ、もう一発混乱を起こしますか」

 川西が壁に向けてあるものを投げました。


「なんだ、この缶は!?」

 すると

 ドガーン

 その壁に隠れていた奴は全員死亡しました。


 川西が投げたものは破片手榴弾でした。

 勿論、普通のものではありません。

 缶に火薬をつめ、破片を入れて、導線をつけたものです。

 川西は投げるときに導線に火をつけて、投げ込みました。

 投げられた方にとっては普通の缶ジュースの缶が落ちてきたと思うだけです。

 まあ、この混乱作戦は成功したので、普通の狙撃の任務に戻ります。

「あ、敵が何か投げてきた。」

 バレットで缶のちょっと前に狙いを定めて、

 ドォン

 出たのは煙でした。

 敵はスモークグレネードで混乱を図ろうとしたのでしょうか。

「私がいるときにはグレネード類は爆発させませんよ」

 そこへ

「失礼します。第一部隊を倒したソ連軍がやってきます。その数およそ24万!」

「「「「「なに!?」」」」」

 そこへ二人目が

「ただいまソ連軍が川西第2陸曹隊長に話があるそうです」

「分かった、通せ」

 まもなくしてソ連軍24万兵の隊長がやってきた。

「だたいま、ソ連と日本の間に同盟が締結されました。これは日本の司波首相からの手紙です」

 描いてあったのは

「川西第2陸曹隊長、元気かね。今アメリカが危うくなっているのでソ連と同盟を結んだよ。

 だから安心してね。あ、あとソ連軍の言うことには従うように。」

 だった。

「そして、ソ連サンは何をお望みだい?」

「武器の供給と食料の供給と私達との訓練だ。」

「武器の供給って?」

「AK-47だよ。」


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