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柊君へ  作者: Taさん
第二章
92/254

入河ちゃん ~28~

入河ちゃんの話です!

「そんな適当にしていると怪我するよ!」



そんな声が聞こえたので、振り返ってみると・・・


そこには柊先輩がいて、何と!松葉杖をついていたのであった!!


「ど、どうしたんですか!?」


慌てて柊先輩に駆け寄る

だって、土曜日は普通にしていたはずなのに???


「ちょっとやっぱり無理しすぎたみたいで、朝から腫れてたんだよ。

 そしたら、案の定痛めたみたいで3週間ほど安静にすることになった。」


笑いながら伝えてくる。

いつもの柊先輩がそこにはいた。


「入河ちゃんは、まだ怖いんだろうけど、十分に飛べる技術はあるんだから、

 怖がらずに飛ぶんだよ。それと松田さんは歩数合わせに意識がいきすぎだよ。

 前をしっかりと見るようにしないと。城田さんは・・・。」


そう言って、ハードルメンバーみんなに指示を出していく。

やっぱり柊先輩はこうでなくては!!


「また見てくれるんですか?」


「金曜日だけね。一応クラブも陸上クラブだし、

 その時は参加するけど他の日は・・・来ないかな。」


「ええ!?来てくださいよー!お茶!お茶が出ますよ!!」


そう言って熱中症対策に用意されているお茶を差し出すが、


「それは選手に飲ませてあげてよ。俺はいらないよ。」


「うう・・・。」


「それに大丈夫だって、みんなすでに技術は持ってるんだから。」


その言葉を聞いただけなのに安心していってしまう。

松田先輩や城田先輩も安心感のある顔をになっていた・・・


他の周りの人を見てもさっきまでとはうって変わって、自信を持った顔をしていた。


「夏の試合はこれからだからしっかり頑張ってね。」


「はい!!」


思わず、大声で柊先輩に返事をしてしまう。

その後は、柊先輩が帰ろうとしたので、私は思わず、


「柊先輩、大学どこ受けるんですか?」


「○○大学の基礎工学部。」


その名前は私は知ってはいるけど、今まで考えてもいなかった大学であった。

だって・・・


「ええ!?めっちゃ難しいじゃないですか!!」


「そう?今の偏差値でA判定だからいけるかなと思って。」


それならきっと柊先輩のことだから、間違いなくいくんだろうな・・・

だったら・・・私は・・・


「・・・分かりました。」


「うん?」


「私も○○大学の歯学部受けます!!!」


「マジで!?」


「はい、家は歯科なので、家を継ぐ必要がありますから!!」


一緒に入れば、私の大事なものが歯科なのか柊先輩なのかをもう一度考えられる。

そして、柊先輩を選んだ時にすぐ傍にいるなら・・・


私はきっと頑張ると思ったから!


歯科医師の道は当然として・・・


私は二頭を追う!!!


どんなに難しくたって・・・頑張る覚悟はできた!


「入河ちゃんの成績だといけるだろうけど・・・まあ、無理しないようにね。」


そう言って手を振って帰っていく柊先輩を見送りながら、

私はやる気に満ちていったのであった。




その後の私は陸上部のお疲れ様会やテスト期間中などには柊先輩と一緒にいた。

体育祭は何と私達は試合日程とかぶってしまい、体育祭には参加できず、

当然、準備なども参加はできなかった・・・


一応柊先輩の仮装した姿などを友達からもらったのだけど・・・


もったいない!!


まじかで見たかったよ!!!



その他にも柊先輩が受験勉強で塾を利用していると聞くや

私もその塾の自習室へと行く。


なぜか、その塾では私達の高校の生徒は無料で使えるようになっていたので・・・。

更には休みの日には図書館に行っている柊先輩の元へと私は毎週行ったのであった。



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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