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柊君へ  作者: Taさん
第一章
6/254

中田くん ~1~

不快な内容になっているので、その旨ご了承ください。

しばらく続きますので、不快と思ったら飛ばしてください。

次話を読まれても問題ないです。


~追加~

 Another Storyを書いていますので、不快になった場合にはそちらを読んでください。

 内容は中田くんとは違うのですが・・・お口直しになれば幸いです。

「・・・バカにしてるだろう・・・・。」


「あぁ?何のことだ?馬鹿になんかしてないけど。」


柊が俺を睨んでくる。

その目が俺は嫌いで嫌いでたまらない。


「柊!お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃなんだよ!責任とれよ!」

周りいた同級生たちが俺を羽交い絞めにする。

だけど、柊は誰からも羽交い絞めにはされてない。

こいつらも・・・こいつらも柊の肩を持つのかよ!!!




中学に入ってすぐに行われたテストの結果が、返ってきた。

先生から渡された紙を見て、俺は・・・


「学年で28位か。ミスも多かったし、仕方がないかな。」


そんな俺の声を聞いたクラスメイトが、


「すげえなー!」


「勉強できるなんってすごいよ!!」


そんな声が俺の周りを包んでいく。そんな声を聞きながら俺は、


“まあ、当然だろう。お前らとは俺は違うからな”


心の底でそう思いながらも、口には出すことはなかった。

そういうのを凡人共は嫌うからな。


「このクラスで一番は柊だ!」


成績結果をクラス全員に渡し終えたところで、

生徒達からの要望で先生がクラスの上位5人の名前を上げることになったのだが、


「2位が田原で、2点しか差がないな。お!それに3位の曽田も柊と3点しか差がない。」


クラスメイトが「おぉ~」と感嘆しながら先生の話を聞いている。

次に誰が呼ばれるかを予想しながら、嬉しそうに聞いていたのであった。


結局クラスの5位以内に俺は入ることが出来ずに名前を呼ばれることはなかった・・。


さっきまで俺を取り巻いていたクラスメイト達は、

今では柊の傍にいて楽しそうに話していたのであった。


基本的には柊は誰とでも話しをする。


俺とでも普通に接してくる・・・それがまた不快にさせる。

俺はお前のライバルなんだから、俺と普通に接するんじゃなくて警戒しながら接しろよ!


俺を下に見ているのが不快でたまらない・・・。

下に見なければ俺と普通に接することなんかできないはずだ・・・。




文化祭でうちのクラスは朗読劇をすることになったのだが、

そんな時に柊に関して、古谷がとある女の子に


「門真、お前のスカートの中を柊が覗いていたぞ。」


「うっそ!マジ!?・・・最悪なんだけど・・・。」


門真が不快な顔を浮かべている。


「だけど、信じられないな・・・。」


門真がそう呟いたのを聞いた古谷は焦りだして目が泳ぎだしたのだが、

“あ!”という顔を下と思ったら俺に急に顔を向けて、


「中田も見ただろう?柊が舞台袖に座って、舞台を覗ってたの?

 あれ、絶対に門真のスカートの中を覗いていたんだって!!」


古谷が俺に同意を求めてくるのだが、柊がやっていたことは舞台袖で

床に設置されていたスイッチを操作しており、

1人が読み終わると次の人にスポットライトを照らす操作をしていたのだ。


当然、その操作をするときには舞台袖に座っていなくてはいけないし、

座った状態で舞台を見る必要がある。


それにあの位置からは女子のスカートの中身なんて一切見えなかった。

だって、俺も同じ係をしているから知っているのだ。


確かにその位置からはスポットライトのおかげで照らされた人間はみえるのだが、

朗読していない女子生徒がイスに座っており、スポットライトは当たっていない。


座った状態でスカートもしっかり閉じられていて、

暗闇の中にいるので、まず見えない。


だけど・・・ここで俺が古谷に賛同すれば・・・


「ああ、覗いてたよ。俺も注意したんだけどね、止めなかったんだよ。」


「ホントに!?幻滅したわ・・・。」


門真が不快そうな顔をして、柊の方を睨んでいた。


いい気味だ!!


本当に心がスッとする。

その後は、門真が友達とそのことを話したのか、「うそぉ!」とか叫んでいるのを

聞いて、ますますうれしくなっていった。


門真の傍にいた古谷も不快な顔をしているのだが、

だけど内心では嬉しいんだろうなと思う。

古谷は門真が好きで、ポイントを稼ぎたかったんだろうし、今も話せている。

だけどな、古谷・・・


柊を下げ落としたところで、自分が門真から好意を貰えると思っているのだろうか?


お前の顔なんって下の上か、下の中だろう?

門真は少なくとも上の中、もしくは上の上に入ってもおかしくない。

そんなお前と釣り合うわけがないんだよ!

馬鹿な古谷を見ているとおかしくなってしまう。


結局、柊とは1年生の時には大きく接触することもなく終えたのだが、

2年生になると俺にある出来事が起きた。


西尾って可愛いな・・・


2年生に進級すると柊とは別のクラスになった。

クラス替えになって初めて教室に入り、クラスメイトを物色していると

俺が前から気になっていった女の子がいるのに気づく。


・・・西尾・・・


あいつなら俺の傍にいてもいいレベルだろうな。

スタイルも中学生にしてはずいぶんいい。

何より顔が学年でも間違いなく上の上だ。


どうにか西尾から話かけてこさせないといけないなと思っていたのだが、

なかなかそのチャンスはめぐってこなかった。


俺の知り合いからは、


「好きな子がいるのなら、自分から行かないと駄目じゃない?」


そう言われたのだが・・・


それはお前だからだよ!


俺みたいな人間は、相手をホレさせて、相手に言わせるのが大事なんだよ。

それに、俺ならだれでも好きになるだろうしな・・・。


結局2年になって、期末テストが終わるまで西尾とは話すことすらなかった。

気づいた点等があったら、修正・追加をしていきます。

拙い文章で申し訳ないです!!


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