田澤さん ~2~
女子高育ちの控えめ女子 田澤さんのお話です。
大学に受かったはいいのだが、
一つだけ懸念していたことがある。
それは女子高にいた私が、大学になると共学になるということである。
特に私は理系を選択していたことから、
絶対に男子とは切っても切れないのである。
だから覚悟を持て登校するのだけど・・・
予想以上に男子の接触に困惑してしまう。
一人で授業のガイダンスに出ていると
隣に座っていた男子から話かけられた。
ここまではいいのだけど、
「ねぇ、電話番号教えてよ。」
そいう言って、電話番号をグイグイと聞いてくるのである。
こちらが断ったのにも関わらず聞いてくる男子。
何とか、その場から立ち去ったことで、電話番号を教えることを回避したのだが、
その後に入ろうと思った、オーケストラ部で、
ここでも私の連絡先を聞いてくる男の先輩達がいた。
「ねえねえ、先輩後輩で親睦を深めようよ。」
「いいじゃん、一緒にさぁ~。
だから・・・連絡先を教えてよ。」
小学校の時に感じていたようなイジメのような感じではなく、
今回のは、身の危険を感じてしまうほどの追いかけられ方に
私は本当に恐怖を感じてしまっていた。
特に恐怖心が沸いたのは同級生の男の子で、
更にはその男の子が私と同じ学部であることに愕然とした。
だって、下手すれば同じクラスになる可能性すらあるってこと・・・
だけど、何とかその男の子が3組で私は4組ということで
事なきを得ることが出来たのだけど・・・
「どうかな田澤さん、ご飯でも。」
「あ、いや、今日は家で食べるから。」
「いつもご飯田澤さんは自分で作っているの?」
「う、うん・・・。」
「じゃあ、今度食べに行ってもいいかな?」
「え、いや・・・また時間があえばね。」
「そう!!じゃあ、おれは今度の日曜開いてるけど?」
「あ、いや~・・・。」
どんなに私が逃げようとしても絶対に話さないように食いついてくる藤本君に
私は本当に困ってしまっていた。
そんな時に、
「藤本・・・空気を読めよ。」
「な、なんだと柊!!俺が空気を御夢てないとでも!?」
「読めてないから言ってんだよ。」
私と同じクラスの柊君が助けてくれた。
その後も藤本君と言い合うのだが、
藤本君は全然納得していないようだったが、
それでも柊君に連れられてついて行く、藤本君。
・・・助けてくれたんだ・・・
そう思って、私が柊君にお礼を言わないと!と思ったのだが、
「大変だったね。」
逆にそんな優し言葉をかけられてたのであった。
「あ、うん。」
そんな返事がしかできなかった私。
それに対して柊君は笑顔のままで
藤本君を連れて行ってくれたのであった。
柊君はクラスが一緒なのは知っていたし、
とういうか、目立つ存在であった。
だけど、私とは全然接点がないから、
遠いい存在のように思えていたんだけど・・・・
すごくフレンドリーに話かけてくれたなぁ~・・・
それも自分の大変な時に何の着飾った感じもなく
自然に助けてくれたことが私の中でグッと評価が高くなる。
・・・というか・・・
一発で好きになっていた。
何か本に出てきた王子様のような感じに私にとって思えてきたのである、。
そんな人が目の前に現れたのならすぐに好きになってしまうよ!
それがイケメンだとなると簡単に好きになってしまった・・・
今まで男の子に対して、ずっと緊張というか、
恐怖心を覚えていたのに、全然柊君に対しては
そんな恐怖心がないというか、全くない。
逆にドキドキしていて、よく本や漫画で描かれていた
男子に対して主人公が恋に落ちるという気持ちが
19歳になって理解できたのであった。
だけど・・・
ここから私は彼に対してどうしていいのかが
今までまったく経験がないのだから分からない。
だからどうしたものかと悩んでいたのだけど、
そのことをお母さんに相談すると、
「あなたは料理が出来るのだから
料理を作ってあげたらいいんじゃないかな。」
お母さんからのアドバイスを受けて、
私は柊君に対して、手料理をふるまうことを考えるのだけど、
まだまだ柊君について知らないことが多くて、
何が好きで、何が嫌いなのかが分からない。
せっかく作るのなら柊君の好きなモノを作りたいな~・・・
だからと言って柊君に尋ねることもできないし、
そもそも連絡先すら知らないよね・・・。
どうしようと思っていたのだが、
そこである偶然が起きて、私は柊君の連絡先を知ることができたのだ、
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




